ガーミンジャパンは8月3日、メッセージ通信や位置情報共有、国際救助機関へのSOS発信機能などを備えた通信衛星コミュニケーター「inReach Messenger」を発売した。価格は42,900円。

  • inReach Messenger

携帯電話の電波が届かないエリアでも、位置情報を共有できる通信衛星コミュニケーター。緊急時には、世界中で24時間365日対応する「Garmin応答センター」に位置情報とSOSメッセージを送信できる。SOSメッセージは日本語にも対応。

衛星通信を使い、スマートフォン(Garmin Messengerアプリ)経由でメールアドレスやSMSの送信も可能。また、一定時間ごとに自分の位置情報を家族や友人に発信する機能や、位置に応じた天気情報を取得する機能も備える。このほかガーミンデバイスとの連携や、スマートフォンを充電できる「リバース充電」も搭載。

  • 本体の前面

位置情報はGPS/Galileo/みちびき(補完信号)/BEIDOUセンサーで取得。衛星通信を利用するには、別途サブスクリプション契約が必要だ。

衛星通信利用料金は30日間ごとの「自由プラン」、1年ごとの「年間プラン」の2種類が用意され、それぞれテキストメッセージ数やポイントの追跡/送信数などに違いがある3つのメニューが用意されている。なお通信はWi-Fi、携帯電話ネットワーク、衛星ネットワーク接続を自動切替することで、衛星通信量を抑えられる。

本体は半透過型モノクロ画面(MIP)を搭載。バッテリーは内蔵リチウムイオン充電池で、稼働時間は10分間隔のトラッキングで、最大28日間。防水性能はIPX7。本体サイズは7.8×6.4×2.3cm、重さは113.9g。