アドビ、Photoshopβ版に生成AIで画像を拡張する機能

アドビは7月27日、Adobe Photoshop（ベータ版）が搭載する生成系AIモデル「Adobe Firefly」を活用した「生成塗りつぶし（旧称：ジェネレーティブ塗りつぶし）」機能が、日本語を含む100以上の言語によるテキストプロンプト入力に対応したことを発表。あわせて、画像をシームレスに拡張する新たな生成AI機能「生成拡張」を搭載した。

「生成塗りつぶし」機能のテキストプロンプト入力が、日本語を含む100以上の言語に対応

今回、Photoshop （ベータ版）の生成AI機能が、Adobe Firefly （Web版）に続き、日本語を含む100以上の言語によるテキストプロンプト入力に対応した。

なお、多言語でのテキストプロンプト入力は開発段階であり、今後多くのユーザーのフィードバックをもとに改良を重ね、さらなる性能強化を目指すとしている。

またMac版においては、生成AI機能のプロンプトに日本語で入力をする際に変換を確定させるEnterキーを押すと、その時点で生成が始まってしまう問題があり、近日中に修正のアップデートを行うとしている。

新たな生成AI機能として「生成拡張（Generative Expand）」を実装。同機能は「生成塗りつぶし」と同じAdobe Fireflyの機能を搭載し、切り抜きツールでアートボードを拡大することで画像をシームレスに拡大・リサイズすることが可能。拡張部分にはプロンプトの内容を反映したコンテンツが複数バージョン生成され、選択したものが新規の生成レイヤーとして非破壊的に追加される。