オランダ政府は、ゲーム内の「ルートボックス」、いわゆる「ガチャ」を全面的に禁止する方針を明らかにしたという。これは、ゲーム内のリアルマネー購入に関する規制を改善する一環として行われるそうだ。ネットでは「日本も早く導入して」「ギャンブルみたいなもん」などと話題となっている。

  • オランダ政府がゲーム内「ガチャ」全面禁止を計画 - ネット「日本も早く」「ガチャは悪い文化」

    オランダ政府、いわゆるゲーム内「ガチャ」の全面禁止を計画中だという

ルートボックスは、リアルマネーで購入し、ランダムにアイテムを入手できる仕組みで、日本のソーシャルゲームでいうところのガチャと同様のものだ。

ビデオゲーム関連法研究者のレオン・シャオ氏は、オランダ中央政府アムステルダム国立庁の記事で、「ルートボックス」の禁止について言及しているのを発見。オランダ政府に確認を取り、「ゲーム内購入の規制を改善する計画があります。目標の1つは、ゲーム内の戦利品ボックスを禁止することです」との回答を得たことを、自身のTwitterにて報告した。ただし、記事掲載時点では、いつから禁止されるのかなどの詳細など不明な部分も多い。

オランダ政府のミッキー・アドリアンセンス経済相は、消費者が十分に保護され、企業が公正に競争できるようにすることを目指していると説明しており、その一環として、今回のルートボックスの禁止が提唱されているようだ。これまで、2022年7月には、オランダの6つの政党がルートボックスの禁止を求める動議を提出し、広範な支持を得て可決されている。当時、「ルートボックスはギャンブルの一種であり、依存性があり、家族に害を及ぼす可能性がある」と主張されていた。

ネット上では「レアドロップとかまで禁止にされそうな流れに見えるのは穿ち過ぎか?」「日本も早く導入して。金かけたヤツが凄いって、クソみたいな文化を消去しないといけないな」「海外ガチャえげつなそう」「ギャンブルみたいなもん」「『ガチャ依存症』を利用して食ってるメーカーはどんどん潰れるだろうな」「まあガチャなんて運営がお金回収するためのものですしね…」などの声が寄せられた。