ディリゲントは、独ReloopのDJコントローラー「Mixon 8 Pro」の販売を2023年7月12日に開始する。市場想定価格は198,000円。

  • DJコントローラー「Mixon 8 Pro」

  • リアパネル

  • フロントパネル

「Mixon 8 Pro」は、「Serato DJ Pro」と「Algoriddim djay Pro AI」との互換性を確保したDJコントローラー。Serato DJ Proのハードウェア認証に対応し、接続するだけで、すぐにSerato DJ Proのすべての機能を利用でき、djay Pro AIにおいては、接続後、直ちにNeural Mixがアンロックされ、すぐに機能を使えるようになる。

最大4台のデッキで同時にDJプレイができ、PC、macOS、iPadOS、iOSの異なるソフトウェア、デバイス、プラットフォームでシームレスにミックスが行える。スクラッチ・ツールに即座にアクセスできるSerato用のScratch Bankサポートや、ボーカル、ドラム、楽器をリアルタイムで分離するdjay Pro AI用のNeural Mix AIテクノロジーなどのパフォーマンス・モードも含まれる。

メタルパネルを採用した本体には、メタリックタッチのトランスポート・ボタンを新搭載。djay Pro AIのユーザーは、本体上部の専用ドッキング・スロットにiPhoneやiPad Pro(最大12.9インチ)を収納できる。強化されたジョグホイールは、タッチセンシティブなガンメタルプラッターとハイプロファイルリムにより、音楽の正確なコントロールが可能。新搭載のオン・ジョグ・ディスプレイでは、バーチャル・ニードル・イルミネーション、プレイヘッド・ポジション・インジケーター、トラックの残り時間や経過時間などの情報をリアルタイムでの確認が行える。また、業界初となるオンボードFXパドルを搭載。あらゆるエフェクトを瞬時に触感でコントロールでき、各チャンネルには3バンドEQと専用のサウンド・カラー・フィルターを装備する(LPF/HPF)。

ウルトラグライドの高解像度フェーダー(100 mm)は、クラブ・レディ・レイアウトにより、正確なテンポ調整によるスムーズなブレンドが行える。高速でシャープなカットのために最適化されたクロスフェーダーに加え、新しいループ・セクションには、シフト・レイヤーと現在のループの長さを表示するLEDバーが搭載されており、専用のコントロール・ボタンでループの長さを半分にしたり、倍にしたりといった尺の調整が行える。スリップ・モードを有効にすると、音楽の流れを中断することなく、再生中のトラックをループやスクラッチで操作できる。ミックス中の情報を常に把握できるよう、各デッキにはタイム・モード・ボタンが装備されており、経過時間と残り時間を瞬時に切り替えられる。

パフォーマンス・エリアでは、ミキシングを最大化するために必要なすべてのツール(Hot Cue、Loop Roll、Saved Loop、Sampler、Pitch Play、Saved Flip、Slicer、Scratch Bank、Looper Mode、Neural Mix Mode、Touch FX)を含む8つの色分けされたパフォーマンス・モードにアクセスできる。16個のラージ・ドラム・パッド(30x30mm)は、パフォーマンス・モードの選択に合わせて変化するマルチカラーのバックライトLEDを搭載し、ベロシティ・センシティブ・テクノロジーにより、叩く強さに応じて表現力を変化させられる。

2系統のUSBオーディオインターフェースとしての利用も可能となっており、2台のラップトップやiPadを接続して(USB-Bx1、USB-C/USB-Bスイッチx1)、DJ間のシームレスな交代を実現する。USB-C端子は新世代のiPadとMacBookに対応する、24ビット/低レーテンシーのオーディオを扱える(パワーデリバリーサポートを含む)。さらに、DVS(Digital Vinyl System)にも対応し、ターンテーブルを統合し、デジタル・ヴァイナルを介して音楽をハンズオンで完全にコントロールできるように再設計。Tidal、Soundcloud、Beatport Link、Beatsource Linkなどのストリーミング・サービスの統合により、どちらのソフトウェア・ソリューションも3,000万曲以上のトラックをリアルタイムでストリーミングおよびミックスできる。

サイズはW657xH68xD391mmで、質量は5.7kg。本体のほか、USBケーブル(USB-A to USB-B)、電源アダプター(12V/3A)などが付属する。