冷凍餃子は、手軽で美味しい反面、フライパンに餃子が張り付く問題に悩む人も少なくない。このほど食品メーカー・味の素は、研究・開発の一環として、消費者から「張り付くフライパン」を募集。その結果、1000個以上の張り付くフライパンが寄せられるという反響を呼んだ。

ことの発端は、Twitter上のある投稿がきっかけ。とあるユーザーが「冷凍餃子がフライパンに張り付く」という問題を投稿した。それに、同社公式Twitterが反応し、「フライパンを提供いただき、研究・開発に活用したい」と返信したのだ。

そして後日、研究結果を公開するとともに、最適な調理方法を継続して研究するため、同様の事象が起きてしまうフライパンの提供を呼びかけていた。ちなみに研究のひとまずの成果としては、コーティングが剥がれたフライパンで調理をする場合は、「大さじ1程度の油をひく」または「弱火で10分蒸し焼きにする」と張り付きが改善したそうだ。

なお、この募集によって、味の素には全国から1000個以上もの「張り付くフライパン」が届いているとか。すべて同社の研究所に送るそうで、餃子がフライパンに張り付く問題の解決に向け、大きな一歩となりそうだ。これらのフライパンを用いた詳細な研究結果は、新製品開発の参考にもなるかもしれない。

ネット上では「すごい数ですね😳」「フライパンの博士号とれそうですね」「ひとつぐらいフライパンじゃなくて食べられるパンあったら草w」「プロ意識というか職人というかもうすごいっす!!尊敬!」などの声が寄せられた。