ネクソンは、同社が運営するMMORPG「マビノギ」のゲームエンジンを、Unreal Engineへ移行する新プロジェクト「マビノギ エタニティ」を発表した。これにより「マビノギは、新たな進化を遂げることになる」としている。ネットでは「えっマビノギって生きてたの」「復帰したくなったわ」などと話題となっている。

<動画>公開されたUnreal Engine版マビノギの映像

「マビノギ」は、2004年から韓国でサービスを開始した、Windows PC向けのMMORPG。日本では2005年からサービスを開始している。「エリン」と呼ばれれる世界を舞台に、プレイヤーは自由な冒険を楽しめる。韓国では、いまだに人気の高いゲームであり、特に2020年から2022年にかけてはサービス開始以来最高の売り上げを記録しているのだとか。

今回の発表は6月17日、本作の19周年を記念した「2023 SUMMER SHOWCASE」にて行われた。これまで長年にわたり使用し続けてきたゲームエンジン「Pleione Engine」から、Epic Gamesの新世代ゲームエンジン「Unreal Engine 5」に移行するのが今回の新プロジェクト「マビノギ エタニティ」で、これには、2つの大きな目的があるという。それは、「マビノギの魅力を最大化したアクセシビリティとビジュアルの提供」と、「ファンタジーライフの拡張」とされる。一緒にエリン生活を楽しく営むことができる没入感の高い環境を提供したり、マビノギならではのファンタジーライフを今以上に拡張したりしていくとのこと。

あわせて、公開されたプロジェクトのプレビュー映像では、本作に登場するキャラクター・ナオの現行のグラフィックが、Unreal Engineによって進化する様子が描かれている。映像では、既存の画風を最大限に活かしつつ、自然なキャラクターの動きなども再現されているのがわかる。

  • 19周年のMMORPG「マビノギ」、Unreal Engineへの移行計画「マビノギ エタニティ」発表 - ネット「復帰したくなった」

    現行のナオのグラフィック

  • Unreal Engineによって進化したナオのグラフィック

本プロジェクトは、今年の3月から非公開ですでに進行していたそうだが、完成にはあと数年が必要になると予想されている。また、ゲームエンジンの交換とともに、現行で利用率の低いコンテンツとリソースは減らしていく予定としている。

ネット上では「マビノギはずっと続いて欲しいゲーム」「マビノギすげえな…これをやるほどまだユーザーがたくさんいるってことでしょ」「20年前からあるMMOのゲームエンジン変更。プロジェクトの健全性すごい。そしてそれができる収益がまだあるのもすごい」「えっマビノギって生きてたの」「懐かしいゲームの話聞いたな~と思ったらゲームエンジン変えるんだ、ちょっと復帰したくなったわね」などの声が寄せられた。