Amazonは、新しいドアベル「Ring Battery Doorbell Plus」と屋内用セキュリティカメラ「Ring Indoor Cam 第2世代」の2機種を6月8日に出荷開始。これに合わせて、タレントの森泉さんを招いて製品発表会を開催し、自宅にいないときに家族やペットを見守る方法を紹介しました。

  • 「Ring Battery Doorbell Plus」を手にする、タレントの森泉さん(右)。左は、アマゾンジャパン合同会社 Amazonデバイス 事業部長の橘宏至氏で、手にしているのは「Ring Indoor Cam 第2世代」

  • 左がRing Indoor Cam 第2世代、右がRing Battery Doorbell Plus

既報の通り、どちらもスマートフォンなどから自宅を見守れる「Ring」シリーズの新機種。まずは2製品の特徴を、EchoシリーズとRingシリーズを手がけるアマゾンジャパン合同会社 Amazonデバイス 事業部長の橘宏至氏が説明しました。

  • Ring Battery Doorbell Plusを紹介する橘氏

バッテリー搭載ドアベルのRing Battery Doorbell Plusは、Ringシリーズ初の上下左右150度のカメラ視野角に対応し、玄関先の様子を従来機種よりも(特にタテ方向に)幅広く確認できるようになったのがポイント。子どもなど背の低い来訪者や、ドア付近に置き配された荷物なども見えるようカメラ部が大きく改良されています。画質も強化し、1536p HD+の高解像度ビデオ撮影が可能。本体カラーはサテンニッケル。価格は24,980円です。

  • Ring Battery Doorbell Plusの概要

  • Ring Battery Doorbell Plusでできること

Amazon Ringの担当者によると、Ringドアベルの上位機として、現行の「Ring Video Doorbell 4」(2022年発売)も引き続き販売されるとのこと。ぱっと見の違いはレンズを備えたカメラ部が真四角っぽいデザインに変わったくらいで、バッテリーは従来の4と新製品のPlusのどちらも共用できるそうです。

  • 手前が新製品のRing Battery Doorbell Plus。奥は現行のRing Video Doorbell 4

ただし、外装以上に2機種にはさまざまな違いがある、と担当者は話します。たとえば、新機種のPlusは従来の4よりも新しいチップ(頭脳)を使っており、ローカル側で来訪者などの検知をすぐに処理でき、録画した動画の処理もすばやく終わるなど、ドアベルの反応速度が格段に上がったと感じているとのこと。また、配達員がドアベルを2度鳴らしたいが従来機では(呼び出し処理がずっとかかっているために)できなかった、というウィークポイントを改善して2回呼び出しも可能にするなど、細かなところでも使い勝手が向上しています。

一方で、現行の4にはドアベルの設置場所付近で人の動きや配達といった、イベントが検知される前の映像を後から見返せる「Pre-Rollビデオプレビュー機能」がありますが、新機種のPlusではこの機能がなくなっているそうです。それでも、前述のように反応速度が上がったことで「(Pre-Rollが)なくても全然良くなった」と担当者は話していました。

  • 新機種のRing Battery Doorbell Plusのカメラ映像をアプリでチェック。従来機ユーザーとしては、上下の見える範囲が広がったのを特に実感する

Ring Video Doorbell 4を試用している、いちユーザーとしてPre-Rollビデオプレビューは重宝していたので、それが省かれたと聞くとちょっと不安を覚えてしまいます。ただ、処理速度が上がっている点は期待したいところ。現行機は無線LANのつかみがあまり良いとは言えず、設置当初はしょっちゅうアプリをみて接続状態をチェックしていたほどですが、そのあたりの弱点が解消されているのか、筆者の環境でも後日実機で検証してみるつもりです。

  • 筆者の自宅玄関付近を毎日見守ってくれているRing Video Doorbell 4

さてもうひとつ、USB給電で動作する屋内用セキュリティカメラのRing Indoor Cam(第2世代)も登場。コンパクトながら双方向音声機能やモーション検知機能を搭載し、Ringアプリで外出先から留守番中のペットの様子や自宅の様子をライブ映像で見守れるようにしました。カラーはホワイトとブラックの2色。価格は4,980円です。

  • Ring Indoor Cam 第2世代を紹介する橘氏

  • Ring Indoor Cam 第2世代の概要

  • Ring Indoor Cam 第2世代でできること

2022年に発売したRing Indoor Camの初代機(6,980円、終売)との違いは、これまで別売オプションとして用意していた「プライバシーキット」(980円)に含まれるカメラカバーを、最初から本体に装備している点です。初代機の場合、屋内カメラ+カバーを用意するのに合計8,000円近くかかっていたわけですが、第2世代では5,000円を切るくらいまで実質的に値下がりし、手に届きやすくなったと考えて良いでしょう(ただし、電源ケーブルについてはプライバシーキット同梱モデルのような電源スイッチ付きではなく、初代の付属品と変わらない模様)。

  • Ring Indoor Cam 第2世代の実機。カメラカバーが最初から付いて4,980円と、初代機よりも実質的に値下げされたかたち

どちらも、Amazon Alexaを搭載したEchoデバイスやFire TVシリーズと連携可能。RingのAlexaスキルを有効化すると、人の動きを検知して通知したり、ライブ映像でカメラの前の様子を確認したりできます。「アレクサ、玄関を見せて」、「アレクサ、子ども部屋のカメラを見せて」などと話しかけて、対応するEchoデバイスの画面上で映像を確認することも可能です。

  • Ring Indoor Cam 第2世代(中央左)とEcho Show(右下)の組み合わせで、ペットの様子を見守るイメージ

Amazonでは、Ringデバイスで撮影した動画や静止画を最長180日間保存・確認・共有できるよう、有料の「Ringプロテクトプラン」を用意しています。どちらも2023年9月30日まで利用可能できる無料体験版がついており、設定した間隔でのスナップショット撮影や、スナップショット付き通知、人による動作を検知した場合にのみ通知や録画を行う「パーソンアラート」といったフル機能も活用可能。

無料体験の終了後はデバイス1台につき月々350円、またはデバイス登録住所につき月々1,180円がかかります(年額プランの場合は前者が3,500円、後者が11,800円)。無料体験版から有料プランへ自動的に変更されることはなく、無料期間終了の30日前までにメールで事前通知されるので、それを見て有料版を契約するかどうか判断できます。

  • Ringプロテクトプランの概要

橘氏は、昨今の人々の生活の仕方を調べた外部の調査データを引き合いに出し、自宅で過ごすことが多かった2022年までのコロナ禍期間を経て、日常の過ごし方に変化がみられると指摘。この調査では、2023年に入ってから「ほぼ毎日外出する」、もしくは「毎日出社している」と答えた人が6割近くにのぼったそうです。また、夏休みの長期外出の予定を聞いた別の調査データでは、2023年は長期外出する予定・意向があると答えた人が42.4%となり、2022年の15.3%から約3倍近い数字に跳ね上がったといいます。

こうして自宅を空ける期間が以前より増えると、留守宅の子どもやペットの様子が心配だ、見守り対策の必要性を感じている……と答える人が5割以上にのぼったとのこと。一方で、見守りや防犯のための手段を設置していないという人が8割以上いることから、こうした人々をターゲットにAmazon Ringシリーズを届けていきたい、と橘氏は話していました。

  • 2023年夏は、コロナ禍真っ最中の2022年夏よりも外出の機会が増えると予想され、Amazonでは自宅や家族を見守りたいという需要に応える製品としてRingシリーズを訴求したい考えだ

自宅DIYもこなす森泉さん「ペットや家族と離ればなれでも見守れて安心感ある」

  • タレントの森泉さんが、Ringシリーズ新製品発表会に登場。WebCM動画(後述)にも出演している

今回ゲストとして登場した、森泉さんはタレントとしての本業をこなすかたわら、自宅のDIYやリフォームも手がけることで知られているそう。家族や飼っている動物たちも一緒に楽しんで過ごせるように間取りや素材を考え抜き、「みんなが見渡せるように壁が少なく、段差も少なめに作ったのがこだわりポイント」だといいます。小さいながらプール付きで、子どもたちが夏を楽しめるようにしたこともアピールしていました。

  • 笑顔を見せる森泉さん

森さんも実際にRingシリーズの新しい3製品(ドアベル「Ring Battery Doorbell Plus」、屋内用カメラ「Ring Indoor Cam 第2世代」、屋外用カメラ「Ring Stick Up Cam Battery」)を家に取り付けており、スムーズに取り付けて使いこなしてみせる様子が、Amazon RingのWeb CM動画の中で公開されています。

3つの製品を家に設置してみた感想として、森さんは「すごく簡単でした。本当にアプリから設定して5分ぐらいでできちゃって。(家に)置いてQRコードで個別で登録できるので、いっぱい置いてもすごく簡単にできました」と話していました。

さらに、控え室から新製品のIndoor Cam(第2世代)を介して、森さんの飼い犬2匹(チワワのジュピター、トイプードルとマルチーズのミックス犬ココ)が登場。会場から離れた別室からスムーズに送られてくる映像をチェックしながら、それぞれの名前を呼んだり声を掛けたりして、飼い犬たちの相手をする様子も披露しました。

  • 画面の手前で寝ているのがジュピター、その後方にいる白い犬がココ

最後に、今回Ringシリーズの3つの新製品を家に設置して試した中で、一番欲しいと感じた製品は? と司会者に聞かれた森さんは「本当にどれもすごくいいので迷っちゃうんですけど、やはりIndoor Cam(第2世代)はお出かけしてるときもコミュニケーションとれるからすごく便利だなあと思いました。本体の色を選べるのもすごくいいです」

「愛犬の違う一面が見えたりして楽しい。お留守番のときに(家族やペットが)何してるんだろう? ってみんな絶対思うと思うので。(出先から)見て、『あ、落ち着いてるな』って感じると本当にほっとするんですよ。離ればなれになっているときもケータイから見守れるのはすごく安心感があります。キズナが深まった気もしますね」(森さん)

  • 2023年夏の計画は「家族とテーマパークめぐり」と語る森泉さん

  • 発表会会場には、屋外用センサーライトと専用バッテリーを備えたホームセキュリティカメラ「Spotlight Cam Plus, Battery」(3月発売)の実機も置かれていた

  • Spotlight Cam Plus, Batteryで見守れる範囲はこのくらい

  • 会場には、Amazon Ringシリーズの製品群が一堂に会するコーナーも