ASRockは、次世代無線LAN規格「Wi-Fi 7」をサポートするハイエンドマザーボード「Z790 Nova WiFi7」を展示していた。"Nova"は超新星爆発(supernova)をイメージした新ブランドで、強力な性能をアピール。従来のRiptideの上位モデルとなる模様だ。今年Q4の発売予定だという。

  • ASRockの「Z790 Nova WiFi7」

    ASRockの「Z790 Nova WiFi7」

Intel Z790チップセットを搭載し、LGA1700の第13世代Coreに対応。Novaの名に相応しく、電源は20+1+1フェーズにアップグレードされている。基板上には、M.2スロットを6つ搭載し、大型ヒートシンクでカバー。ネットワークはWi-Fi 7のほか、有線はRealtek 5GbEと、こちらも強化されている。

  • PCI Express 5.0対応のM.2スロットには、大きめのヒートシンクを用意

  • Wi-Fi 7搭載モデルとしては、「Z790 Riptide WiFi7」も展示されていた

また、「Taichi」シリーズの低コスト版として、「Taichi Lite」を新たに投入する。Z790 Taichiは、本当に動く歯車など凝ったギミックがユニークだったが、Liteでは24フェーズ電源など、基板自体のスペックは同等のまま、ヒートシンクなどを簡素化、コスパを強化したという。価格は400ドル以下を見込む。

  • これは従来の「Z790 Taichi」。ヒートシンクの歯車は実際に動く

  • こちらは新モデルの「Z790 Taichi Lite」。シンプルになった

  • AMD向けには「B650E Taichi Lite」も発売される。やはりシンプル

  • こちらは比較用の「B650E Taichi。基板のスペックは同じだ