セイコーウオッチの「キングセイコー」から、薄型自動巻ムーブメントの「キャリバー6L35」をレギュラーモデルとして初めて搭載した新作が登場する。ダイヤルの色違いで2モデルをラインナップし、いずれも価格は418,000円。

新作は2代目キングセイコー「KSK」(1965年発売)のデザインを継承。KSKは初代キングセイコーにはなかった防水性能や、秒針を止めて時刻合わせできる機能を備えていた。ダイヤルやケース、ボックス型の風防など、キングセイコーのデザインを確立したモデルでもある。

シルバーとブラックの2種類を用意したダイヤルには、繊細な放射模様を施し、オリジナルモデルの上品な質感を表現。太く長い3面カットの時分針によって、視認性を高めている。

  • SDKA005

  • SDKA007

  • オリジナルではアクリルガラスだった風防は、ボックス型サファイアガラスに変更した

ムーブメントはセイコーの現行機種において最も薄い自動巻の「キャリバー6L35」を搭載。ケース構造と風防を改良することによって、手巻式だったKSKオリジナルモデルより0.2mm薄い10.7mmのケースサイズを実現した。パワーリザーブは約45時間。

  • 厚さ10.7mmのスリムなケース

多面カットが施されたケースは、鏡面仕上げとヘアライン仕上げを組み合わせた。フラットな多列ブレスレットは腕なじみがよく、高い装着性とする。ケース・ベルト素材はステンレススチール、ケース外径は38.6mm、風防は内面無反射コーティングのボックス型サファイアガラス、防水性能は5気圧。