アーキサイトは5月25日、台湾のキーボードブランド「Mistel Keyboard」シリーズの左右分離型メカニカルキーボード「MD600Alpha BT RGB」を発売した。キーを直線的ではなく指の長さに合わせた扇状の曲線で配置するAlice配列とし、打ちやすさを向上した。キースイッチはCHERRY MX 静音赤軸、Gateron GPro 茶軸 / 赤軸 / 黄軸 / シルバー軸を用意する。価格はオープンで、予想実売価格は27,000円前後。

  • 扇状にキーを配置する「Alice配列」を採用した左右分離型メカニカルキーボード「MD600Alpha BT RGB」

左右に分かれる分離型メカニカルキーボード。ユーザーの肩の広さに合わせて設置し、自然なフォームでのタイピングが可能。手の形と各指の長さの違いを考慮し、左右それぞれ扇状にキーを配置する通称「Alice配列」を採用している。タイピング時の両手の形もより自然になり、手首への負担軽減効果も期待できる。

  • 左右を合わせた状態で使えば、一般的なAlice配列のキーボードとして使える

  • 分割すれば位置や角度が自由に調整でき、窮屈さを感じずにタイピングしやすくなる

  • キーを分割すると肩が開いて窮屈さを感じずに済むだけでなく、左右のキーの間に資料やスマホを置けるようになる

従来モデル「MD600」の仕様を踏襲した機能強化モデルで、親機を左ユニットに変更している。これによりPCゲーマーやクリエーターの左手キーボードとしても活用可能だ。接続方式は、USB 2.0とBluetooth 5.0の両対応で、有線/無線のどちらでも使用できる。

  • 左右どちらのユニットだけを接続して使うことも可能

キー配列は英語で、キー数は64。基板にはキースイッチソケットを備え、ホットスワップでのキー交換に対応する。交換できるのは、3ピン/プレートマウントタイプのCHEERY MXスイッチ、およびMX互換スイッチとなる。交換用に専用工具が付属するので、キースイッチの交換も簡単だ。

  • ホットスワップに対応しており、ハンダごてを使わずにキースイッチが自由に差し替えられる

本体内には、EVA素材の吸音シートを内蔵。1枚目をキーブラケットと基板の間に挟み、2枚目をロアケース内部底面に敷いている。これにより、キースイッチの底打ち時とレバーが戻った時の振動によるキーブラケットの反響音と、PCBAとロアケースとの空間で発生する反響音を軽減している。

  • 内部には吸音シートを挟み込んでおり、余計な反響音や振動を抑制している

電源は有線時はUSBバスパワー、無線時動作用に2,000mAhのバッテリーも内蔵する。底面にはマグネットで吸着するチルトアップ用スタンドも備える。ポーリングレートは、有線時1,000Hz、無線時125Hz。本体サイズはW343×D133×H30~38mm(左右合体時)、重さは約795g(ケーブル含まず)。対応OSはWindows 10 / 11、mac OS。