徳島県徳島市は、「燃やせるごみ」という家庭ごみの収集分別上のカテゴリ名を、「分別頑張ったんやけど、燃やすしかないごみ」に名称変更すると発表した。市民の分別意識を高め、資源の再利用化を推進するための施策だという。ネットでは「虚構新聞じゃないんかい」「意識改革には言葉が重要」などと話題となっている。

  • 徳島市「燃やせるごみ」を「分別頑張ったんやけど、燃やすしかないごみ」へ改名 - ネット「公式w」「言葉は重要」

    徳島市、「燃やせるごみ」を「分別頑張ったんやけど、燃やすしかないごみ」に名称変更。実際に、市民のごみ分別行動に、どのような影響が起こるのか気になるところ

徳島市によると、名称変更の背景には、現在の「燃やせるごみ」の中に、分別することで資源として再利用可能な「紙ごみ」が多く含まれていたという問題があったのだとか。今回の名称変更で、市民の分別意識を高め、ごみの減量化と資源の再利用化を推し進める狙いがあるそうだ。

なお、すでに同市内で発行済みの家庭ごみ収集日程表などで「燃やせるごみ」の記載があるものについては、新名称に読み替えて利用するよう市民に呼びかけている。また継続して記録する必要がある統計資料などでは、名称を変更せずに引き続き「燃やせるごみ」と表記するそうだ。

こうした名称変更による意識改革の試みは、国内のほかの自治体でも行われている事例がある。たとえば今年1月には京都府亀岡市が、「燃やすごみ」を「燃やすしかないごみ」に名称変更するとして、注目を集めていた

ネットでは「かわいい呼び方、私もこう呼ぼうかな」「意識改革には言葉が重要、それをちゃんとやってる徳島市好き」「虚構新聞じゃないんかい」「ネタかと思ったら公式さんだった。長くて正確に覚えられる自信がないです。『頑張ったごみ』として覚えるよ。」などと話題となっている。