SKTは5月9日、ONYX Internatinal社の電子ペーパーディスプレイ搭載Androidタブレット「Tab Ultra C」を発表した。5月12日からSKTNETSHOPで、5月19日からAmazon.co.jp、楽天市場、Yahoo!ショッピングで販売開始する。価格はオープンで、店頭予想価格は91,800円前後。
Tab Ultra Cは、10.3インチカラー電子ペーパーを搭載したAndroid 11タブレット。一般的な電子ペーパーディスプレイは白黒16階調だが、Tab Ultra CではE Inkのカラー電子ペーパー「Kaleido 3」を採用し、モノクロが2,480×1,860ドット(300ppi)、カラーは1,240×930ドット(150ppi)で4,096色を表現できるため、絵や図が盛り込まれた児童書やデジタル教科書といったカラー表示が必要なコンテンツを楽しめる。また、リフレッシュレートも従来のE Ink製品より高いとする。
タブレット本体には36個のライトを備え、画面を正面から照らすことで光が直接目に入ることを防ぎ、目の疲れを軽減する。コンテンツに合わせ、画質と速度を変更する4つのリフレッシュモード(HDモード、バランスモード、高速モード、超高速モード)も搭載。本体には画面の自動回転や指紋センサー、16MPドキュメントスキャンカメラも備えている。
手書き機能も搭載し、製品には4,096段階の筆圧検知可能な消しゴム機能付きペン「Pen2Pro」が付属。プリインストールのメモアプリ「Notes」はテキスト変換、ページ追加、投げ縄ツールといった機能を備え、作成したファイルは本体のほか、10GB分無料利用できるONYXクラウドにも保存できる。ONYXクラウドの利用にはONYXアカウントの取得が必要。
本体サイズは225×184.5×6.7mm、重さは480g。別売でマグネット接続のキーボード付ケースも用意される。
CPUはクアルコム 8コア、メモリは4GB、ストレージは128GB。通信機能はBluetooth 5.0で、有線インタフェースはUSB-C。microSDカードスロットも備える(最大512GB対応)。スピーカーとマイクはそれぞれ2基内蔵。
コンテンツの対応フォーマットはpdf/djvu/azw/azw3/doc/docm/docx/epub/fb2/fbz/html/mobi/odt/prc/rtf/sxw/trc/txt/chm/ppt/jpg/png/bmp/tiff/cbr/cbz/wav/mp3。