女優の米倉涼子さんが出演するCMでおなじみのドクターエアは、ドリームファクトリーが手がける「心と身体を軽くするトータルボディケアブランド」。マッサージチェアのような大型製品からハンディタイプのマッサージ機器まで豊富なラインナップと、アスリートの使用にも応える製品ラインナップが特徴です。

製品はネット通販で販売するほか、ららぽーとやイオンモールに出店したドクターエア直営店が全国で5店舗あり、じっくりと試しながら選ぶことも可能。今回、ドクターエアのショールームで小型アイテムを中心に体験してきました。

  • ショールームの壁にはドクターエア製品を愛用しているアスリートのサイン

  • 見た目からは使い方が分からないようなアイテムもありますが、すべてマッサージやストレッチ目的の製品

まずは「ストレッチロールS」から。毎分2,100回~4,000回から4段階の振動レベルを調節できる円柱型のアイテムです。首筋など身体の一部にあてて使います。

本体サイズは直径150×高さ320mm、重さは870gです。約3.5時間の充電で最大約180分の動作時間です。軽くて持ち運びしやすいため、アスリートの愛用者も多いそうです。

競技や目的によって振動レベルを調節して使います。運動前に振動をあてるとストレッチしやすくなるほか、運動後、身体を整えるときに使っても効果的とのことでした。

  • 「ストレッチロールS」のカラーはブラックとレッド

ふくらはぎや太ももの裏にあてると、ブルブルとした振動が足を刺激して気持ちよかったです。お尻の横などちょっと大きな筋肉もほどよく刺激します。手だけでマッサージするときと比べて、広範囲を刺激できるのもメリットです。

本体のロール全体が振動して刺激をするので、あて方など難しいことを考えなくても、とりあえず身体の一部がロールに触れていればいいので扱いもラク。背中など広範囲を刺激したいときにも使えます。

これなら寝転がって動画を見ながらでも気楽に続けられそう。ドクターエアの片本奈々さんによると、簡単お手軽に「ながら」でもマッサージ効果を得られるため、アスリートだけでなく一般の人にも人気。ただし振動が床に伝わりそうなので、マンション住まいの筆者はマットなどを敷いて振動対策をしたほうがいいかも。また、ロールタイプをさらに小さく、持ち運びやすくした「3Dコンディショニングボール スマート」と「3Dコンディショニングボール」もラインナップしています。

  • 「3Dコンディショニングボール スマート」のカラーは、ブラック、ピンク、パープル、グリーンの4色を用意。鮮やかです

「3Dコンディショニングボール スマート」の振動は3レベル。毎分およそ2,500回~3,500回の間で選びます。一方、直径122mmの「3Dコンディショニングボール」は4レベル。毎分およそ2500回~約4,000回です。約4,000回/分だと振動が強力過ぎて、スマホで写真を撮るとブレブレでした……。

ちなみに、「3Dコンディショニングボール スマート」と「3Dコンディショニングボール」では振動の機構を少し変えています。「3Dコンディショニングボール」のほうはサイズが大きいぶん、振動の揺れ幅も大きいのです。

  • 直径90mmという手のひらサイズ。扱いやすい大きさです

  • 右側が「3Dコンディショニングボール」。筆者にとっては片手で持つにはちょっと大きいかな……

両方を持ってみると、「3Dコンディショニングボール スマート」は片手で持ちやすい大きさ。「3Dコンディショニングボール」は、筆者の手の大きさでは両手で持たないと安定しませんでした。2種類のサイズあると、自分にぴったりのサイズを選べますね。

「3Dコンディショニングボール スマート」はヒーター機能付き。振動と合わせて使うこともできますし、ヒーター単独運転も可能です。じんわり温かくて気持ちがよいので、リラックスしたいときにも効果的です。寒い時期に指先を温める使い方もよさそう。

この2つはボール形状なので、足の裏でコロコロ転がしたり、肩周りや太ももなど刺激したいところに割とピンポイントの感覚であてたりできます。上述の「ストレッチロールS」は、背中を刺激するときなどは寝転がったほうが使いやすいと思いますが、「3Dコンディショニングボール スマート」と「3Dコンディショニングボール」はイスに座ったまま、さするような感覚でも身体にあてられるので、さらに手軽です。

使わないときはボールスタンドに収まります。オフィスのデスクに置いて、気分転換にマッサージするのもいいですね。

目元ケアは振動やヒーターでリラックス

「ボディメンテナンス」カテゴリーの中でもユニークなのがアイケア関連。「3Dアイマジック」と「3Dアイマジック タッピング」の2機種を見てきました。どちらも装着した姿はヒーローキャラみたい。

  • マイナビニュース +Digitalの林編集長が「3Dアイマジック」を試着

  • 「3Dアイマジック」では付属の「マルチピンホール」を使って、光が入ってくる範囲を調節します。視界を遮りたいときは穴が空いていない向きで差し込みます

  • 「3Dアイマジック タッピング」はブラックとゴールドの2色

  • 「3Dアイマジック タッピング」の裏側。シリコン素材で柔らかく目元を刺激します

「3Dアイマジック」シリーズは、加圧・振動・加温という3つの機能を組み合わせて目元を刺激するアイテム。目元部分が空いているので、使っている最中も周りが見えます。

「3Dアイマジック タッピング」は、シリコン素材が目の周りを優しく刺激。ちょうど指でトントントンと刺激するような不思議な感覚でした。

パソコン作業などで疲れたとき緊張をほぐすために使ってもいいですし、飛行機に持ち込んでリラックスするのもいい感じです。

乗るだけで筋肉痛に……? 3Dスーパーブレード

家電量販店のフィットネスコーナーを通ると、たいてい誰かが乗っている「3Dスーパーブレード」シリーズ。乗るだけで筋肉を刺激するというのですが、体験するまでは「ほんとに?」と疑っていました。

乗ってみてびっくり。ブルブルブルブルブルと細かい振動が全身に、そしておなか周りを刺激してきます。取材の翌日は筋肉痛でした……。

【動画】振動の様子が伝わるでしょうか(音声が流れます。ご注意ください)

振動する不安定な場所でバランスを保ちながら立つことで、普段使っていない筋肉が動く感が。振動の大きさや時間などは設定できます。

本格的なトレーニングに活用したい人向けに、パーソナルトレーニングジムのライザップ監修モデルも用意しています。こちらはトレーナーの解説付き動画とリンクする専用モードを備えています。振動中にボードが前後に最大10°傾くので、さらにキツイ。運動不足を実感。

  • ボードの上に立ちますが、座ってストレッチしてもOKです

  • こうやってプランクの姿勢を取ると、さらにいろいろな筋肉を刺激できます(筆者にはできないので尊敬です)

マッサージガンはプロ向けから初心者向けまで幅広く

そして人気アイテムの1つがガンタイプのマッサージ機器。小型で持ち運びやすいため、オフィスでサッと使ったり、スポーツ前に使ったりする人も多いそうです。

  • 片手で気軽に使えるマッサージガンは、持ち運びやすい点も魅力

中でも「リカバリーガン」は、運動をする人たちの間でじわりと人気が広がり、より高性能なものを求める声がドクターエアに寄せられました。そこで、細かい調節や深い振動を搭載した「リカバリーガンPRO」をリリース。こちらはプロアスリートの愛用者も多く、こうしたユーザーが求める機能を実現できるのもドクターエアの魅力なのではないでしょうか。

シリーズ最軽量の「エクサガンハイパー」は携帯性のよさが特徴。グリーンやブルーといった、鮮やかなカラーバリエーションでマッサージ機器っぽくないのも楽しいところ。筆者は「エクサガンハイパー」ユーザーなのですが、手にフィットして肩周りなどをほぐすときに重宝しています。

  • 「エクサガンハイパー」はカラーバリエーションが豊富

  • ガン型ボディケアツール「リカバリーガン」は、振動の強さを弱・中・強モードでセレクトできます

  • もっと強く! というアスリートからの要望を受けて誕生した「リカバリーガン PRO」

  • 約12mmのストロークで深く強く刺激します。開閉アームで背中までしっかり届きます

  • 「エクサガン ホットアンドクール」は振動だけでなく、温冷機能を備えています。専用の充電スタンドですっきり収納できます

今回はいろいろなアイテムを比較できて楽しい体験でした。筆者はもともと運動習慣がないため、普段の生活に取り入れて無理なく続けられそうな「3Dコンディショニングボール スマート」や「マッサージガン」がお気に入り。

運動によっても変わってきますが、例えばウォーキングの前に振動をあてると、身体を動かしやすくなるとのこと。買い物など出かける前に使ってみて、身体を動かすきっかけになるといいですね。ボディメンテナンス系のアイテムは、振動の好みや身体へのあてやすさなどが個人によってだいぶ違うものです。可能なら店頭で手に取って体験してから購入することをおすすめします。