DJI JAPANは4月25日、3眼カメラシステムを搭載するフラッグシップドローン「Mavic 3 Pro」シリーズを発表した。価格は215,600円から。5月9日より販売する。ラインナップは以下の通り。

  • DJI Mavic 3 Pro(機体単体):215,600円
  • DJI Mavic 3 Pro(DJI RC付属)261,800円
  • DJI Mavic 3 Pro Fly More コンボ(DJI RC付属):352,000円
  • DJI Mavic 3 Pro Fly More コンボ(DJI RC Pro付属):471,900円
  • DJI Mavic 3 Pro Cine Premium コンボ:563,420円
  • 3眼カメラシステムを搭載するフラッグシップドローン「Mavic 3 Pro」シリーズ

Mavic 3 Proは、24mm / 70mm / 166mmのレンズを搭載するカメラドローン。広角カメラ(24mm)は、4/3型CMOSセンサーを搭載するHasselbladカメラを採用し、最大12.8ストップのネイティブダイナミックレンジに対応。12bit RAWでの撮影をサポートする。また、ハッセルブラッド ナチュラルカラーソリューション(HNCS)により、人間の目で知覚した色合いの正確な再現が可能だ。動画撮影機能は、最大5.1K/50fps、DCI 4K/120fpsに対応。映像クリエイターや撮影スタジオのニーズにも応えられる。

  • シリーズの特徴でもあるスリムなデザインを継承しつつ、改良を加えた

  • スキッド(脚)は折りたたんでコンパクトにできる

中望遠カメラ(70mm)は、1/1.3インチCMOSセンサーを搭載。最大48MPでの写真撮影、4K/60fpsでの動画が撮影が可能で、光学3倍ズームに対応。D-Log Mにも新たに対応した。望遠カメラは「Mavic 3」から進化し、解像度、絞り(F4.4からF3.4)、動画フレームレートが向上し、光学7倍ズームでの4K/60fps動画撮影や、12MPの写真撮影などが行える。これら広角、中望遠、望遠レンズを活かした3眼カメラシステムにより、レンズを換装することなく焦点距離に縛られない自由な撮影が可能だ。

  • 3眼をカバーする専用フィルターも用意する

飛行機能は、8つの広角ビジョンセンサーによる視覚情報計算エンジンにより全方向の障害物を検知。障害物を回避するAPAS 5.0とあわせて、安全なルートで飛行する。伝送システムは、DJI O3+伝送システムを搭載。1080p/60fpsのHDライブ映像を、最大15km先から伝送できる(日本国内は8kmまで)。

  • 大画面のタッチパネルを搭載したプロポ

ほかにも、ウェイポイント飛行、クルーズ制御などの自動飛行機能が充実。さまざまな方向に飛行しながら安定したトラッキング撮影を行うフォーカストラック 3、自動で撮影、編集、音楽を追加する動画自動生成機能マスターショット 4、さまざまなカメラワークで撮影するクイックショット 5、100MPのパノラマ撮影などが可能だ。無線機能はWi-Fi 6対応で、写真や動画データを最大80MB/sでモバイル端末に転送できる。