アンカー・ジャパンは、音声配信やインタビューに適するという小型ワイヤレスマイク「AnkerWork M650 Wireless Microphone」を、4月19日に発売した。価格は34,990円。カラーはメタリックブラックとパールホワイトの2色。
“最高の職場環境の構築”をサポートする、Ankerのサブブランド「AnkerWork」の新製品で、クリアな音声収録と、直感的でシンプルな操作性を追求。マイク内蔵の2つのトランスミッターと、1つのレシーバーで構成しており、トランスミッターには単体で約6時間使えるバッテリーと、1個あたり4GBのストレージを搭載。2つの音声を同時に録音できる。ウインドスクリーン(風防)も付属する。
内蔵マイクは全指向性。独自のノイズリダクション機能「VoiceShield」によって周囲の雑音を低減しながら集音でき、効果の強さは弱/強の2段階で設定可能。同機能はオフにもできる。さらに突発的な大音量が入力された場合に、一時的にゲインをマイナス6dB下げる「セーフモード」も利用できる。ほかにも、別途用意したラベリアマイクをつなぐ端子も用意している。
また、独自のTrueLink技術によって音声と映像のズレを抑え、低遅延で自然な音声を録音できるとする。マイクとレシーバーは2.4GHz接続に対応し、LC3plusコーデックを搭載。別途用意したカメラと組み合わせて、最大200m離れていても音声込みで撮影可能とする。
ファイル形式はWAVのみで、トランスミッターごとに7時間ぶん(2つで14時間ぶん)を収録可能。付属の充電ケースはクレードル機能を兼ねており、録音データを取り出すには、トランスミッターを収納してPCと有線で接続し、無料PCソフトウェア「AnkerWork」(Windows/Mac用)を使う必要がある。
AnkerWorkではマイクのモード(ステレオ/モノラル)や、イコライザー設定、ゲイン調整、ファームウェアの更新などが行える。なお、同ソフトはPC版のみの提供となる。
レシーバーには小型スクリーンを備えており、ノイズリダクションやゲイン調整といった各種設定がタッチ操作で行える。iOS/Androidデバイスで使えるよう、ポゴピンで着脱可能なUSB-CアダプターとLightningアダプターを同梱している。
トランスミッターは気分や服装に合わせてカバーを着せ替えられ、メタリックブラックには黒の他にソフトゴールドとダークグリーン、パールホワイトには白の他にネイビーブルーとライトパープルのカバーを同梱。各色3パターンの着せ替えができる。
トランスミッターの裏側にはクリップを装備。このクリップはマグネット式のため、マグネットまたはクリップで衣服へ簡単に装着できるとする。
バッテリー駆動時間は最大6時間で、充電ケース込みで最大15時間。本体サイズと重さはトランスミッターが1個あたり約46×45×23mm/約30g、レシーバーが約43×35×30mm/約37g。充電ケースは約135×54×48mm/約184g。
ウインドスクリーンは同梱のトラベルケースに収納できる。そのほか、3.5mmミニのAUXケーブル、USB-C to Cケーブルなども同梱する。