ポータブル電源で知られるEcoFlow Technology Japanは4月19日、ポータブルエアコンの新製品「EcoFlow WAVE 2 ポータブルエアコン」を発表した。冷房だけでなく、新たに暖房にも対応したのが特徴。本体も従来モデルより小型軽量化しつつ、駆動時の騒音も抑えた。夏期以外も使えるようにし、キャンプや車中泊などのアウトドアレジャーを楽しむ人に売り込む。

希望小売価格は、EcoFlow WAVE 2 ポータブルエアコンが143,000円、専用バッテリーパックが110,000円、セットモデルが245,300円。先行予約を4月26日から実施し、5月10日から販売する。

  • EcoFlowがポータブルエアコンの新製品「EcoFlow WAVE 2 ポータブルエアコン」を発表。待望の冷暖両用となった

設置工事なしで使えるポータブルエアコン。AC100V電源、ポータブル電源、専用エクストラバッテリー、ソーラーパネル、シガーソケットの5通りの給電で駆動する。2022年5月に発表した従来モデル「WAVE ポータブルクーラー」は冷房のみの対応だったが、WAVE 2は暖房機能も追加して冷暖房対応とした。冷房能力も従来モデルより高めている。

  • WAVE 2(左)は冷暖対応に進化したにもかかわらず、冷房オンリーの従来モデル「WAVE ポータブルクーラー」(右)よりも小さくなっている

  • 操作パネルは上部に用意。オーソドックスな表示部とボタンになった

  • ポータブル電源の電力で動かせるので、キャンプなどのアウトドアレジャーに向く

本体も小型軽量化した。重さは14.5kgで、従来モデルよりも3kgほど軽くなった。本体形状も改良し、持ち運びやすくした。運転時の騒音も従来の55dBから48dBに低減した。

  • 従来モデルよりも本体の高さも抑えている

  • 重さも従来モデルから抑えられ、女性でも持ち運べる

冷房運転時、発生したドレン水を蒸発させる機構を搭載しており、水の排出は不要とした(湿度95%以下の場合)。暖房運転時はドレン水が発生するので、ホースを用いて外部に排水する必要がある。

  • キャンピングカー内に設置したところ。冷房運転時、ドレン水の排出の手間はないが、付属のダクトで熱を外に出す必要はある