Dolby Japanは、4月17日に大阪・門真で開業するシネマコンプレックス「TOHOシネマズ ららぽーと門真」に、TOHOシネマズ初となる「ドルビーシネマ」(Dolby Cinema)シアターを展開する。

  • TOHOシネマズ初のドルビーシネマ、4月17日開業「ららぽーと門真」に登場(写真は、ドルビーシネマを導入しているスクリーン6の様子)

TOHOシネマズ ららぽーと門真は、同日に三井不動産が開業する複合型商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと門真」、「三井アウトレットパーク 大阪門真」内に建設された新しい映画館。9スクリーン、計1,430席を用意する。所在地は、大阪府門真市松生町1番11号。

  • 劇場ロビーの自動券売機エリアにドルビーシネマのロゴが光る

ドルビーシネマは、広色域による鮮明な色彩と、幅広いコントラストを表現するハイダイナミックレンジ(HDR)を特徴とする「Dolby Vision」(ドルビービジョン)の映写システムと、立体音響技術「Dolby Atmos」(ドルビーアトモス)を採用し、映像と音響を最適なシアターデザイン(内装設計)で上映するシステムだ。

TOHOシネマズのドルビーシネマ導入は今回が初めて。ドルビーはこれまで全国8つの映画館でドルビーシネマ対応シアターを展開しており、ららぽーと門真は国内9館目となる。門真ではスクリーン6にドルビーシネマを導入しており、総座席数は234席、うちプレミアシートは13席を設ける。

  • スクリーン6にドルビーシネマを導入

  • スクリーン6の中の様子

  • スクリーン6のプレミアシート

ドルビーシネマでは、エントランスから入場するタイミングでさっそく作品の世界観に没入できるよう、「AVP」(オーディオ・ビジュアル・パスウェイ)と呼ばれる特徴的な横長スクリーンを備えているのも大きな特徴。TOHOシネマズ ららぽーと門真ではグランドオープンの4月17日から、同館のDolby Cinema限定で、劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』(4月14日劇場公開・Dolby Cinema同時上映あり)のAVPが楽しめる。

  • 劇場版『名探偵コナン』最新作のAVP
    (C)2023青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

同館の開業にあたり、Dolby Japanの大沢幸弘社長は、「TOHOシネマズは、2013年末に日本で初めて立体音響技術ドルビーアトモスを劇場に導入し、全国13スクリーンにドルビーアトモスを展開しているパートナー。今回、ドルビーシネマの導入に踏み切ったことを心から喜んでいる。日本でもドルビーシネマ制作に対応した映画スタジオがそろいはじめ、ハリウッド作品に限らず、アニメや実写を問わず、邦画でもドルビーの技術に対応した作品が増えている。あらゆる映画の感動を解き放つドルビーシネマで究極のシネマ体験を楽しんでほしい」とコメントしている。

  • グッズ売場の様子

ラージスクリーン「TCX」や「轟音シアター」、ゆとりある新たな座席も

TOHOシネマズ ららぽーと門真では、ドルビーシネマのほかにも、既存施設で好評を得ているという「プレミアムシアター」(スクリーン7)、「轟音シアター」(スクリーン9)を導入。前者はTOHOシネマズ独自規格のラージスクリーン「TCX」を採用し、さらにシアター形状に最適化した形でスピーカーをカスタマイズしている。後者は「音の体感・迫力あるサウンド」を意識したシアターで、轟音ながら繊細な音響も楽しめるとのこと。

  • TOHOシネマズ ららぽーと門真にはドルビーシネマのほか、プレミアムシアター、轟音シアターを含めて計3つのユニークなシアターを導入

さらに、新開発の「ワイドコンフォートシート」をスクリーン2・3・7・9の一部に導入。上品な色合いの革張りシートで、座り心地の良さとゆとりある座席配置を実現しており、通常の一般席と比べて横幅約25cm、前後幅約10cm広いスペースを確保した。

このほか、ドルビーシネマ(スクリーン6)と、プレミアムシアター(スクリーン7)には、「(上記の)ワイドコンフォートシートの上を行く重厚かつラグジュアリーな座席」を各シアター環境に合わせたデザインで導入している。

  • TOHOシネマズ ららぽーと門真の各スクリーンの概要