スマホ/PCの活用情報やTipsを提供するWebサイト「アプリポ」を運営する七変化は4月10日、大手キャリアが通信障害対策として提供する副回線サービスについての調査の結果を公表した。

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この調査は、「アプリポ」の訪問者を対象として、3月23日~4月8日の間に実施された。この間の3月27日に、KDDI(au/UQ mobile)ソフトバンクがそれぞれ副回線サービスの提供をアナウンスしており、KDDIは3月29日にサービスの提供を開始している。

「au・ソフトバンク・ドコモ等で導入予定の通信障害対策の副回線サービス(デュアルSIMオプション)は追加料金無しの無料で提供するべきだと思いますか」という質問に対して、全体の74.9%が「無料で提供してほしい」と回答している。

  • グラフ:副回線サービスを無料で提供してほしいと考える利用者の割合

    副回線サービスを無料で提供してほしいと考える利用者の割合

さらに18.1%が「どちらかといえば無料で提供してほしい」としており、全体の9割以上が無料提供を希望するという結果になった。「どちらかといえば有料(月額数百円の追加オプション)でも構わない」と「有料(月額数百円の追加オプション)でも構わない」を合わせても約7%と圧倒的少数派。たんに出費をできるだけ抑えたいということもあるだろうが、通信障害への対応がユーザーの費用負担になることへの違和感もあると思われる。

ユーザーが無料提供を希望しているものの、KDDI/ソフトバンクが提供している副回線サービス(個人向け)は、両社とも月額429円のオプションとなる。この費用感を前提に副回線サービスを有料で利用したいと思うかどうかを尋ねた結果が次のグラフだ。

  • グラフ:副回線サービスを有料でも使ってみたい人の割合

    副回線サービスを有料でも使ってみたい人の割合

「月数百円を払うなら使ってみたくない」が43.0%、「月数百円を払うならどちらかと言えば使ってみたくない」が30.3%、「月数百円を払ってもどちらかと言えば使ってみたい」が15.6%、「月数百円を払っても使ってみたい」が11.1%。数百円の費用に対して「使ってみたい」という人は全体の22.7%にとどまっているが、最初の設問にくらべれば費用負担を許容する割合は増えている。

調査概要

  • 調査期間:2023年3月23日~2023年4月8日
  • 調査方法:Webサイト「アプリポ」内で選択式の匿名アンケートを実施
  • 調査対象:Webサイト「アプリポ」訪問者
  • 有効回答数:アンケート回答者数315人