Hameeは4月5日、子ども向けの見守りスマホ「Hamic MIELS(はみっく ミエルス)」の販売を公式オンラインストアで開始した。ペールホワイト、ペールブラック、ペールブルー、ペールピンク、ペールグリーンの5色展開で、本体価格は29,700円。ベーシックプラン(データ通信1GB付)の月額基本料金は1,100円。

  • 子どものためのファーストスマホ「Hamic MIELS」

「Hamic MIELS」は、現実とデジタルの見守りを兼ね備えた子ども向けスマートフォン。一般販売に先がけてCAMPFIREで実施したクラウドファンディングでは、目標額500万円の約128%となる6,415,398円の支援金額を達成している。

子どもの位置情報や行動履歴をいつでも確認できるほか、設定した「見守りスポット」への到着通知を受け取れる。

また、同端末同士での互いの見守りや、専用アプリを使った地域住民による見守りも可能で、周囲の利用者が増えることで見守りがより強固になる仕組みだ。一部自治体では、公共施設や地域のタクシーでも接触情報や通過情報が記録されるため、街全体で子どもたちを見守ることができるという。

さらに「電池切れ問題」にも対応。本体端末の電池が切れた場合でも、一定期間、微弱電波を発信し続けるため、集まった接触情報や通過情報をもとに端末の位置情報を割り出すことができるということだ。

  • 左から、ペールホワイト、ペールブラック、ペールブルー、ペールピンク、ペールグリーン

そのほか、本体下部のストラップは防犯ブザーの機能を装備。緊急時に引っ張ることで大音量のアラームが鳴り周囲に危険を知らせるとともに、保護者のスマホにGPS情報を通知する。

誤って防犯ブザーを引いてしまったのか緊急事態なのかを状況判断しやすいように、作動時に20秒間周囲の様子を録音して保護者のスマホにデータを送信する仕組みも用意する。

デジタル面でも、子どもたちの会話を見守ったり、インターネット上における閲覧可能コンテンツの設定や利用時間の制限なども可能。ケースは、Hameeの自社ブランドである「iFace」を採用した。

  • ケースは「iFace」を採用

主な仕様は、OSがAndroid 12、本体サイズが約W67.9×D18.4×H137.3mm(iFaceケース含む)、重さは約188.3g(iFaceケース含む)。液晶サイズは4インチ(540×1080ドット)、カメラはアウトカメラが1,300万画素、 インカメラが800万画素。メモリは3GB、ストレージは32GB、SDカードは最大128GBに対応。バッテリー容量は3500mAh、SIMはeSIM。対応規格はWi-Fi(b,g,n,ac)、Bluetooth 5.0、GPS、テザリング。そのほか、録音機能付き、GPS防犯ブザー搭載、ビーコン内臓。