WEBブラウザ「Chrome」に登録したアカウント情報(ユーザID/パスワード)は、iPhoneの自動入力に利用できます。iCloudキーチェーンに登録されたアカウント情報と同じ感覚で自動入力できるので、パスワード管理の幅が広がります。
この機能のメリットは、Chrome/Googleアカウントに保存したアカウント情報をiOSアプリで利用できることにあります。MacにWindows、Android、どのChromeで保存したアカウント情報であっても、iOSアプリから呼び出せるのです。ふだんiPhone/Mac以外で使うWEBブラウザはChrome、という人にとってはとても利便性の高い機能といえるでしょう。
iCloudキーチェーン同様、iPhoneのユーザ認証システムを利用できることもポイントです。アカウント情報の自動入力が必要なときには、Face ID/Touch IDで認証されれば、Chrome/Googleアカウントに保存したアカウント情報を呼び出せます。
準備はかんたん。『設定』→「パスワード」→「パスワードオプション」の順に画面を開き、「パスワードを自動入力」スイッチがオンにされていることを確認したうえで、「入力を許可:」欄にある「Chrome」をタップすればOKです。ChromeだけでなくMicrosoft Edgeについても、同じ手順でアカウント情報の自動入力が可能になります。
なお、iCloudキーチェーン以外に利用できる(アカウント情報自動入力ソースの)WEBブラウザは1つだけです。増やそうとしても、それ以前に選択していたWEBブラウザのチェックが外れ無効化されてしまうので注意しましょう。