パナソニックは、BDレコーダー「DIGA」の新製品として、「ドラマ・アニメ1クール自動録画」機能を搭載した2機種を3月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、2TB HDD内蔵の「DMR-2W202」が66,000円前後、1TBの「DMR-2W102」が59,000円前後。

  • DMR-2W202

  • DMR-2W102

2K放送対応のダブルチューナー(地デジ/BS/110度CS×2基)を搭載し、2番組同時録画にも対応するBDレコーダー。指定したジャンル(ドラマ・アニメ)と時間帯(朝・午後・ゴールデンタイム・深夜)の番組を約90日間、自動録画・自動消去する「ドラマ・アニメ1クール自動録画」機能を搭載しており、好きな番組の録り逃しを防げるのを特徴としている。

同機能は、ドラマやアニメの録画予約をしなくても、ゴールデンタイムや深夜といった時間帯を設定して自動録画できるのが特徴。たとえばゴールデンタイムのドラマを設定すれば、1クール(約90日間)いつでも再生することができ、1クール放送終了後に第1話からまとめて見られるという。

約90日間という日数は、19時~22時台に放送開始する地上デジタル放送のドラマを設定した場合。“お録りおき日数”は、1日あたり3時間分の番組を録画した時の日数で、別途お録りおき録画の設定が必要となる。なお、搭載チューナー数を超える同時録画はできない。

また、同機能で録画した番組のうち、残しておきたい番組を自動消去されない領域に保存できる「ワンタッチ保存」機能も用意。保存先は、通常録画用の内蔵HDDや外付けHDD、Blu-rayメディアの中から選べる。

現行のDIGA同様に、見たいシーンをサムネイル画像で探せる「プレビューサーチ」や、1.3倍/1.6倍速再生する早見再生機能などを搭載。さらに、スマホ向けの「どこでもディーガ」アプリ(無料)を使うことで、出先から宅内のDIGAに録画した番組だけでなく、放送番組のリアルタイム視聴、「番組持ち出し」によるオフライン視聴にも対応。DIGAに保存した写真や動画、音楽もスマホで楽しめる。

インタフェースは、HDMI出力とUSB端子(USB 2.0)が各1系統。別売の外付けHDDの容量は、160GB以上4TB以下まで対応し、最大8台まで登録可能だ(同時接続は1台のみ)。内蔵BDドライブにより、録画番組をBDにダビングすることもできる。なお、UHD BD再生には対応しない。

消費電力と年間消費電力量は、DMR-2W202が約18Wで18.1kWh/年、DMR-2W102が約17Wで17.4kWh/年。待機時消費電力は最大約3W(クイックスタート「入」時、電源ランプ消灯時)。

本体サイズは430×179×41.5mm(幅×奥行き×高さ)で共通。重さは2W202が2.1kg、2W102が1.7kg。リモコンや、リモコン用の単三形電池×2、電源ケーブル、75Ω同軸ケーブル、B-CASカードなどが付属する。

  • 背面