ウィナーズの家電ブランド「レコルト」は、コンパクトでかわいらしいデザインとこだわりの機能を両立させている人気ブランド。そのレコルトから新製品として「自動調理ポット」と「プレスサンドメーカー ミニ」が登場します。

発売日と価格は、自動調理ポットが2月24日/13,200円、プレスサンドメーカー ミニが4月24日/4,400円。メディア向けセミナーで体験してみたところ、手作りスープや食パン1枚で作るホットサンドなど、栄養たっぷりの食事を手軽に楽しめそうな調理家電でした。

  • 「自動調理ポット」(RSY-2)と「プレスサンドメーカー ミニ」(RPS-3)

「ソイ&スープブレンダー」を大きいサイズにして機能を拡充した「自動調理ポット」

まずは自動調理ポットから。自動調理ポットはヒーターと4枚刃を備えた調理家電です。食材を入れてスイッチを押すと、攪拌(かくはん)しながら火加減を調整して、豆乳やスープを楽しめます。

  • スープ、豆乳が作れる自動調理ポット。カラーは落ち着いたクリームホワイトです

レコルトは、2020年11月から「ソイ&スープブレンダー」という、豆乳やスープをおまかせで作れる調理家電を販売しています。自動調理ポットは、ソイ&スープブレンダーの容量を増やしつつ改良した製品です。

  • 左は既存製品のソイ&スープブレンダー、右は新製品の自動調理ポット。サイズアップしています

既存のソイ&スープブレンダーは容量約350mLと、大体1~2人分のスープと豆乳が作れるサイズです。調理モードは「SOY MILK」「SOUP/PASTE」「JUICE/CLEAN」の3つ。

新製品の「自動調理ポット」では、1回に作れる量は約600mL、スープなら2~4人分の量です。調理モードは5種類。モードごとに回転数・温度・停止のタイミング・回転時間を細かく調節することで、ポタージュスープ、おかゆ、野菜スープ、冷たいスムージーなど、幅広いメニューに対応します。自宅にいながらスープ専門店へ行った気分になれますね。

  • 5つの調理モードを用意。モードのボタンの上には、調理の進行を知らせる「お知らせランプ」を3つ備えています

調理手順は、切った材料を水や牛乳、調味料とともに自動調理ポットに入れるだけ。その後、電源を入れてフタを閉じ、モードを選択すると自動調理がスタートします。なお、フタが正しく閉まっていないとモードが選べない仕組みで、吹きこぼれの心配もありません。

ここからは調理モード5種類を順番に紹介していきます。新搭載の「SOUP/OKAYU」は、1分間に1回、1秒程度の短い攪拌を繰り返して高温で加熱するモード。具材の形を残した仕上がりとなるので、ミネストローネ、キーマカレー、おかゆなど、食感を楽しみたいメニューはこのモードを使います。個人的には、少量のおかゆが作れるのが好印象。家族の体調が悪いときに、食べ切れる量だけおかゆを作れるのはありがたいです。

  • キーマカレーは、カレールー、ひき肉、野菜、調味料、水を使い作ります

  • 肉の食感を感じる仕上がりに!

  • おかゆもできます。基本のおかゆは7分がゆ。具を入れれば中華がゆなどアレンジも楽しめます

続いて、新しく備わった「WARM」は、短時間の攪拌と加熱を繰り返して温める保温機能。約75度で20~25分間の保温が可能で、ほかのモードで調理した後に保温する場合は、続けて使えます。家族で食事のタイミングが少しずれるときも、温め直さずに済むのが便利ですね。

「SOY MILK」は、乾燥大豆や水で戻した大豆を使って豆乳とおからを作るモード。浸水させた大豆を使った場合、出来上がり目安は豆乳が約350~380mL、おからが約180~200gです。

「SOUP/PASTE」は、材料を細かく刻み、高温で煮込むモード。底面のブレードが高速で攪拌して仕上げ、舌触りがなめらかなポタージュスープを楽しめます。裏ごしやハンドブレンダーで潰す手間がいらないので調理がラクですね。

  • SOY MILKでは、大豆と水で手軽に豆乳が作れます

  • セミナーの調理デモでは、レシピブックに掲載されているエビのビスクを作りました

  • エビは桜エビを使用。そのまま自動調理ポットへ入れちゃいます

  • なめらかなスープが出来上がりました。エビの旨味が凝縮されていて美味しかったです

「JUICE/CLEAN」は、ヒーターを使わずに攪拌するモード。冷たいスムージーなどが作れます。家庭で作った氷や冷凍したフルーツを投入して作れるため、夏に活躍しそう。冬は温かいスープを作り、1年中使えますね。

  • 底面のブレード。一般的なミキサーに比べると自動調理ポットの4枚刃は小さく感じますが、自動調理ポット本体の径が小さく、液体を一緒に入れるのでよく攪拌できてこの大きさでも大丈夫なのだそう

  • 小松菜を入れたスムージーを作ります。材料は小松菜、キウイ、はちみつ、牛乳、ヨーグルトです

  • 小松菜が跡形もなく、しっかりと混ざっています

また、使い終わったあとのお手入れにも、JUICE/CLEANモードを使用。取り切れない汚れは、付属するお手入れ用の専用ブラシでこすりながら水洗いします。

ちなみに、ブレードは取り外しできず本体ごと洗います。ちょっとお手入れしにくいと感じますが、ブレードが外れないことで、ヒーターとすき間ができず、ヒーターの立ち上がりが早くなるのだそうです。

  • プラグの挿入口のカバーが、お手入れ時の水の浸入を防ぎます

本体サイズはW165×D120×H233mm、重さは約970gです。なお、「自動調理ポット」という名前ですが、湯沸かし専用のモードは搭載していません。

  • スープ&ソイブレンダーの重さは約990g(左)。自動調理ポット(右)はDCモーターを採用したことで、容量・サイズアップしつつ軽量化を実現しました

●6枚切りも8枚切りも使える食パン1枚用のホットサンドメーカー

続いてプレスサンドメーカー ミニ。一般的に、ホットサンドメーカーは食パンを2枚を使いますが、プレスサンドメーカー ミニは食パンを1枚だけ使ってハーフサイズのホットサンドが作れます。ちょっとだけ食べたいとき、子どものおやつや軽めの朝食に活躍しそうです。

  • 本体サイズはW200×D130×H205mmとコンパクトで、重さは約960g。カラーはブルー、ホワイト、レッドの3色です

  • 上と下のプレートで深さが異なります

ホットサンドメーカーは、8枚切りの食パンを推奨しているものが多いといいますが、プレスサンドメーカー ミニは、6枚切りの食パンにも対応。上下のプレートを繋ぐストッパーが2段階になっていて、具が多いときや食パンが厚い場合にも使い分けられる設計になっています。

下側のプレートは深くなっているので、ソーセージなど大きめの具や、カレーなどとろみのある具も挟めます。説明会では、ソーセージとレタスを入れたホットサンドの実演が行われました。

  • ストッパーが2段階になっていて、6枚切りでも8枚切りでも使えます

  • 具を挟んでいきます

  • チェックの焼き目がかわいいです

  • パンの耳がカリッとして美味しかったです

  • 具の存在感があります

プレートは固定式を採用。プレートが外れないのでお手入れはふき取りで、水洗いなどはできません。固定式のメリットとして、熱伝導が良く熱が伝わりやすいため、約2分半で焼き上げられるそうです。

  • ホットケーキミックスを使えばチーズドッグやアメリカンドッグ、パイ生地を使ってパイも作れます。某ハンバーガーショップのベーコンポテトパイやアップルパイを家で再現できますね。焼きおにぎりはお弁当などに良さそうです

自動調理ポットは「スペースがないけれど自動調理鍋が欲しい人」にピッタリかも

今回、自動調理ポットとプレスサンドメーカー ミニの2製品の実演を体験しました。どちらもコンパクトながら、手軽に本格的なスープやホットサンドなどを楽しめる製品です。

特に、自動調理ポットで作った「エビのビスク」は、一般的なレシピだととても手間のかかるメニュー。自動調理ポット材料を入れて、スイッチを押すだけで作れることに感動しました。

最近ではいろいろなメーカーから自動調理鍋が出ていますが、キッチンスペースの関係であきらめている人もいるのではないでしょうか。自動調理ポットは電気ケトルのようなサイズ感で置けるので、自動調理鍋をあきらめた人も手に取りやすい製品です。

プレスサンドメーカー ミニは、1枚の食パンで具を包み込みホットサンドが焼けます。食べるときに具をこぼしにくく、片手で持てる大きさなので、子どもも食べやすいホットサンドが作れそうです。自動調理ポットと、プレスサンドメーカー ミニ、どちらもかわいいデザインなのでプレゼントとしても喜ばれそうですね。