JTOWERは2月21日、屋外タワーシェアリング事業において、自社建設の屋外タワーによる携帯キャリアへのサービス提供を開始したことを明らかにした。

JTOWERは、携帯電話網の設備を通信事業者間で共用することによって、過疎地での整備コストの低減や屋内局の効率的な設置などを支援するインフラシェアリングに特化した企業。

特に大型商業施設やオフィスビルなどの屋内インフラシェアリングで豊富な実績を持っているが、近年は5G展開の本格化による基地局需要を見据えて屋外事業にも力を入れている。2022年3月にはNTTドコモから約6,000基、NTT東日本から136基、NTT西日本から71基の通信鉄塔を取得するという契約を締結した。

これらの既存鉄塔の取得と並行して、自社建設の屋外タワーの整備も進めており、2023年3月までに100本を建設予定。準備が整ったものから順次運用を開始するという。

  • 運用開始第1号となったJTOWERの新設屋外タワー(沖縄県国頭郡)

    運用開始第1号となったJTOWERの新設屋外タワー(沖縄県国頭郡)