米AMDは2月14日(現地時間)、同社製グラフィックス製品向けの最新ドライバとして「Adrenalin Edition Driver 23.2.1」をリリースした。AMD Radeon RX 7000シリーズとRadeon RX 6000シリーズで利用できる。

  • AMD、Radeon RX 7000 / 6000シリーズのドライバを統合 - 新バージョン「23.2.1」

AMD Radeon RX 7000シリーズの発売以来、それぞれ別々に提供されてきたドライバが再度統合されるバージョン。AMD Radeon RX 7000シリーズ向けの機能強化がRadeon RX 6000シリーズでも幅広く利用できるようになる点がポイントで、ゲーミング性能が最大18%向上。『Hogwarts Legacy 』と『Forspoken』にも対応する。

また、AMD Radeon RX 6000シリーズではエンコーダも強化されている。H.264とH.265のストリーミングが最適化されたことで、ストリーミングの品質が向上したとしている。また、これまで報告されてきた問題にも多数対処。主要なものは下記の通りで、詳細はブログ記事に詳しい。

  • Windows 11 22H2でAdrenalin Editionの起動に失敗することがあった問題
  • Radeon RX 6000シリーズを搭載した環境でSteamのポイントショップをスクロールすると、ページが破損することがあった問題
  • 一部の製品でEnhanced Syncが有効化されていると、FortniteやYouTubeのパフォーマンスが低下していた問題
  • 一部のマルチディスプレイ構成でChromiumベースのブラウザを使って複数のビデオを再生すると、断続的にシステムが応答しなくなったり、UIがちらついていた問題