キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は2月15日、ドキュメントスキャナ「imageFORMULA(イメージフォーミュラ)」シリーズの新製品として、設置スペースの限られる窓口業務などに適したA3対応「DR-M1060II」と、A4対応「DR-M140II」の2機種を発表した。

DR-M1060IIは2月下旬発売、価格は360,800円。DR-M140IIは3月上旬発売で、価格は132,000円。

  • 左:imageFORMULA DR-M1060II、右:imageFORMULA DR-M140II

窓口業務などの限られたスペースに設置でき、高速かつ効率的に読み込むドキュメントスキャナ。本体前面から給紙されたスキャン原稿が上部のトレイに排出される「Uターンパス」を採用。給紙ローラーの交換やメンテナンスも本体前面で完結するため、スペースが限られる場所にも背面を壁に近づけておくことができる。

  • 限られたスペースでも設置が可能

免許証やカードなど厚みのある原稿を本体背面から排出することで確実に搬送する「ストレートパス」に対応。2つの搬送方式を切り替えることで、多彩な原稿に対して柔軟な対応が行える。

DR-M1060IIは、カラー・白黒ともに片面60枚/分、両面120面/分、「DR-M140II」はカラー・白黒ともに片面40枚/分、両面80面/分の高速スキャンが可能。「DR-M140II」は従来機種と比べ、製品本体と給紙ローラーの改善により耐久性を向上させることで、メンテナンス頻度の低減を実現した。

DR-M140IIには処理速度を落とさずに色むらを軽減してなめらかな画像に変換する新二値化機能「Active Threshold」を搭載。原稿ごとに最適な明るさ・コントラストを自動的に適応し、複数種類の帳票をまとめてスキャンできるため、事前に原稿の仕分けをする必要がない。

  • 原稿にあわせて排紙方法(Uターンパス/ストレートパス)を選択可能

DR-M1060IIの対応原稿サイズは幅50.8~300mm、長さ70~432mm。厚さは分離給紙の場合Uターン排紙で0.04~0.15mm(27~128g/m2)、ストレート排紙で0.04~0.30mm(27~255g/m2)。非分離給紙の場合、Uターン排紙で0.04~0.20mm(27~164g/m2)、ストレート排紙で0.04~0.30mm(27~255g/m2)。カードの読み取りも可能で、厚さ0.76mm以下のプラスチックカード(エンボスカードは厚さ1.4mm)に対応する。

センサーはCIS方式で光学解像度は600dpi。パソコンとの接続インタフェースはHi-Speed USB 2.0。本体サイズはW424×D120×H246mm(トレー収納時)、W424×D210×H440mm(トレー全開時)。重さは約6.1kg。

DR-M140IIの対応原稿サイズは幅50.8~216mm、長さ54~356mm。厚さはUターン排紙で0.04~0.15mm(27~128g/m2)、ストレート排紙で0.04~0.30mm(27~255g/m2)。カードの読み取りも可能で、厚さ0.76mm以下のプラスチックカード(エンボスカードは厚さ1.4mm)に対応する。

センサーはCIS方式で光学解像度は600dpi。パソコンとの接続インタフェースはHi-Speed USB 2.0。本体サイズはW313×D93×H181mm(トレー収納時)、W313×D165×H250mm(トレー全開時)。重さは約2.6kg。