パイオニアは、AIを活用した音声操作対応の車載デバイス「NP1」と回転すし「スシロー」の情報を連携し、飲食業界DXの取り組みを開始すると発表。第一弾として2月27日より、NP1を搭載したクルマの中から、待ち時間など店舗情報の確認や、店舗予約などの操作を行えるようにする。
今回の取り組みでは、パイオニアの車載デバイス「NP1」を、あきんどスシローが展開する「スシロー」から提供するコンテンツとAPI連携させ、NP1ユーザーへ効果的な情報を発信する手法を構築。NP1を通じて取得するユーザー行動情報を統計化、定量分析し、ユーザーの利便性を高めて体験価値向上につながるサービス開発を行っていく。
具体的には、NP1とスマホ用アプリ「My NP1」とスシローが提供するコンテンツを組み合わせ、自車位置に連動した店舗情報や、その店舗のキャンペーン情報を音声・画像を使って自動で提供。また、店舗の混雑情報をリアルタイムに確認できるようにするなど、最新情報によって効率的なドライブ計画を可能にする。
さらに、スシローの配信情報をもとに、店舗予約などの操作を「My NP1」経由でスムーズに行えるようにする。配信情報はMy NP1アプリに自動保存され、ドライブ計画に活用できるとのこと。
今後、両社はニューノーマルに対応した飲食店への送客サービスなど、新たなサービス提供につながる取り組みを共同で進めていくとしている。
NP1(2022年発売)は、ドライビングパーソナル音声AIを搭載し、音声操作と通信機能でドライブに新しい運転体験をもたらすというドライビングパートナー。ドライブレコーダーや、車内向けの無線LANスポットといった機能も備える。価格は、端末と通信+サービス利用料金1年分を含んだベーシックプランが65,780円、端末と通信+サービス利用料金3年分を含んだバリュープランが93,500円。