会社の会議や学校の授業など、やるべきことがあるときには「通知」が気になります。こちらの事情にはお構いなしにドシドシ届きかねないため、側面のサイレントスイッチを押し下げ消音モードにしておくことは必須です。しかしそれでなくなるのは通知音/バイブレーションだけ、なにかの拍子に目に飛び込む通知バナーの表示は防げません。

iPhoneに「通知の一時停止」というそのものズバリのスイッチはありませんが、おやすみモードなど「集中モード」がその役を兼ねます。音はもちろん通知バナーにすら煩わされたくないときには、コントロールセンターの中ほどにある「集中モード」ボタンをタップしましょう。

集中モードボタンをタップすると、iOS 16では「おやすみモード」や「仕事」、「睡眠」といったあらかじめ用意されているモードが表示されます。そのうち「おやすみモード」はすべてのアプリが通知を不許可にされるため、「おやすみモード」を選択しておけば通知をまとめて一時停止(モードをオフにすれば再開)できることになります。

ただし、通知が届かなくなるわけではなく、集中モードを解除すれば通知センターやロック画面に通知バナーが現れます。その意味では、一時停止というより「保留」と表現するほうが適当かもしれません。

とにかく通知を目にしたくない場合には、集中モード有効時にロック解除するのは禁物です。有効時でもアンロック中は通知バナーが表示されるため、せっかくの効果が台無しになります。

  • 通知の一時停止には「おやすみモード」などの集中モードを活用します