瑞起は12月1日、「X68000」のリメイク版「X68000 Z LIMITED EDITION EARLY ACCESS KIT」のクラウドファンディングを開始すると発表した。商品自体がリターンとなる購入型クラウドファンディングで、2022年12月3日19時00分より募集を開始する。商品発送は2023年3月31日より。価格は49,500円。

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本製品がフィーチャーする「X68000」は、シャープが1987年に発売したパーソナルコンピュータ。「X68000 Z」は、オリジナルモデルのフォルムやギミックを踏襲しつつ、小型化と高速処理技術を用いてリメイクする製品だ。

本体は独特な左右分割ツインタワー構造「マンハッタンシェイプ」を再現し、キャリングハンドルも装備。フロッピーディスクドライブは、専用の5インチフロッピーディスク風SDメモリーカードが使える設計となっている。

ソフトは、オリジナルモデルのOS「Human68k」を再現した「β2版X68000エミュレーター」を搭載。専用SDメモリーカードを介して、ゲームや自作プログラムなども動作させられる。ゲームソフトも数本を提供する予定で、タイトルは後日発表するとのことだ。

「コンプリートセット」では、本体、キーボード、マウスの3点がセット。キーボードはオリジナルを再現するメカニカルスイッチモデルで、裏面のスイッチからWindowsのキーレイアウトにも変更可能。マウスはトラックボールへの切り替えギミックを再現。光学式センサー内蔵に加え、スクロールホイールやサイドボタンを追加するなど、使いやすくアレンジしている。

CPUはZUIKI Z7213 SoC。インタフェースとして、USB Type-A×4基、電源用USB端子×1基、HDMI×1基、UART端子×1基を備える。本体サイズはW65×D51×H114mm、重さは約600g