カシオ計算機は11月24日、所属するプロゴルファー・石川遼選手(以下、石川選手)のバーディチャレンジ寄贈式を実施しました。バーディチャレンジは石川選手が2018年から実施している取り組み。年間の国内で開催されるゴルフツアーで石川選手が獲得したバーディ数と同じ台数、カシオの電子辞書を石川選手が自身で購入し、全国の小学生に寄贈する内容です。
子どものころプロスポーツ選手に会った経験は人生の刺激になる
寄贈式の会場は、「カシオ ワールドオープン ゴルフトーナメント 2022」が開催された高知県のKochi黒潮カントリークラブ。地元の小学校に通う一年生から六年生まで22人を招いて実施しました。
コロナ禍の影響によって、今回は2シーズンをあわせて実施。石川選手は2020年と2021年で合計291個のバーディを獲得し、291台の電子辞書を購入しました。このうち91台が今回の寄贈式に参加した小学校へ贈られます。残り200台は、北海道、福岡県、茨城県の小学校への寄贈となります。
石川選手は子どもたちに向けて次のようにコメントしました。
「私が小学生のころから目標だったプロゴルファーになって15年ほどたちます(※編注:石川選手がプロになったのは16歳のとき)。私が小学生のころは、辞書は重くて分厚いもので、先生から『この言葉の意味を調べて』と言われるとページをめくるのも大変でした。カシオの電子辞書は小さくて軽くて、たくさんの情報が詰まっています。調べたい言葉もすぐに調べられます。私も意味を知りたい言葉が出てくると調べています。私ががんばったぶんだけお贈りします。学校の学習に役立ててください」
石川選手は今回の寄贈式について「子どもたちには、こういう世界があるという社会科見学のようなものになればと思っています。子どものうちに人と出会うことはとても大事なことで、それで人生が変わることもあります。プロのスポーツ選手に会ったことで刺激を受けてほしいですね」と語りました。
その石川選手、中学生のときに学校の先輩に当たる男子バレーボールの石島雄介選手が、学校に来てプレイを見せてくれたことが忘れられない思い出になっているそう。「とてもかっこよくて、刺激を受けました。今日来てくれた子どもたちにも、今回の出会いを通じて何かを感じてもらえたらうれしいです」とのこと。
また石川選手自身にとってもバーディチャレンジがモチベーションになっているといい、「バーディ数やバーディ率は意識しながらプレイしていて、以前はどのホールでもバーディを狙う感じでプレイしていましたが、子どもたちと触れ合うようになって、しっかりチャンスを生かしていこうという意識に変わりました」と述べました。
ゴルフファンに向けてカシオの社会貢献活動を紹介
会場ではカシオのSDGsへの取り組みを紹介するブースも設けられており、寄贈式に参加した小学生を始め、ゴルフトーナメント参加者などが訪れていました。
ブース中央には六角形のボードを据え、カシオがどのようなシーンで社会課題に貢献しているかを説明するイメージになっています。ボードを取り囲むように具体的な製品が設置され、さらにブース内の外周でも取り組みの内容をプリントで紹介。このプリントには発泡スチロールのボードではなく、プロジェクター用のようなスクリーンを使っています。
カシオワールドオープン ゴルフトーナメントにて事業紹介のブースを出すのは初めてのこと。ゴルフファンに対してカシオが取り組むSDGsの中でも紹介しやすいものを展示し、社会や環境、福祉、教育といった分野でも活動していることを伝えたいとのことでした。