シチズン時計の男性ビジネスマン向けウオッチ「CITIZEN ATTESA(シチズン アテッサ)」から、ブランド誕生35周年記念モデルの第3弾が登場する。11月10日に3モデルを発売し、価格は132,000円〜319,000円。
新作はCITIZEN ATTESA ACT Lineの「Blue Universe Collection」。シチズンの腕時計はケースやバンドの素材に「スーパーチタニウム」を採用しているが(全モデルではない)、これはチタニウムをベースとして、独自の表面硬化技術「デュラテクト」を施したもの。ステンレスと比較して約5倍の硬さを持ちながらも軽く、傷に強い。チタニウムは金属アレルギーを起こしにくく、肌にも優しい素材だ。
また、スーパーチタニウムは、ispaceが取り組む民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」(022年末ごろ打ち上げ予定)において、ランダー(月着陸船)の着陸脚パーツにも採用。今回の「Blue Universe Collection」は、スーパーチタニウムが宇宙へ飛び立つ姿に思いを馳せ、美しく輝く宇宙をイメージして生まれたとしている。
各モデルの文字板では、ラメによって漆黒の宇宙空間に浮かぶ星々を表現。いずれも定期的な電池交換が不要の光発電「エコ・ドライブ」仕様となるほか、ソニーのスマートウオッチ「wena 3」替えバンドに対応している。
大きな見どころは、ベゼルやバンド(中駒)に施した新開発の「デュラテクトDLCブルー」だ。DLC(Diamond Like Carbon)とは炭素を用いた硬質膜のことで、さまざまな工業製品に使われている技術。シチズンのデュラテクトDLCブルーは、DLCの特性を保ちつつ独特の深い青色を実現した。
GPS衛星電波時計F950 ダブルダイレクトフライト「CC4066-69E」
最短3秒でGPSの時刻情報を受信し、時計の時刻を合わせるGPS衛星電波時計。世界限定1,000本、価格は319,000円。
デュラテクトDLCブルーをベゼルとバンドの中駒に加工し、針やインデックスのシルバーと美しいコントラストを描いた。ベゼルは滑らかな光沢を放つサファイアガラスベゼルだ。
ケースサイズは径44.6×厚さ16mm(設計値)、風防は光の透過率を約99%まで高めたクラリティ・コーティングのデュアル球面サファイアガラス、防水性能は109気圧。ムーブメントの「キャリバー F950」はGPS機能のほか、39時差のワールドタイム機能(サマータイム対応)、ホームタイムとワールドタイムのデュアル表示、クロノグラフ(1/20秒・24時間)、アラーム、パーペチュアルカレンダーなどを備える。
電波時計 ダイレクトフライト「AT8187-75E」
日中米欧の標準電波による時刻合わせに対応した、クロノグラフ機能を持つ電波時計。世界限定1,900本、価格は176,000円。こちらもベゼルとバンドの中駒にデュラテクトDLCブルーを加工し、シルバーの針やインデックスとのコントラストが美しい。
ケースサイズは径42×厚さ10.8mm(設計値)、風防はクラリティ・コーティングのサファイアガラス、防水性能は10気圧。ムーブメントの「キャリバー H800」は、26時差のワールドタイム(サマータイム対応)、パーペチュアルカレンダー、標準電波の強制受信や定時受信などを装備。
電波時計 ダイレクトフライト「CB0217-71E」
日中米欧の標準電波による時刻合わせに対応した3針モデルで、ベゼルにデュラテクトDLCブルーを加工。針とインデックスはシルバーだ。世界限定1,600本、価格は132,000円。
ケースサイズは径42.5×厚さ10.1mm(設計値)、風防は無反射コーティングのサファイアガラス、防水性能は10気圧。ムーブメントの「キャリバー H145」は、26時差のワールドタイム(サマータイム対応)、パーペチュアルカレンダーなどを装備。