アンカー・ジャパンは、世界初のGaN搭載ポータブル電源「Anker 767 Portable Power Station(GaNPrime PowerHouse 2048Wh)」を12月2日に発売する。価格は29万9,900円。

  • 世界初のGaN搭載ポータブル電源「Anker 767 Portable Power Station(GaNPrime PowerHouse 2048Wh)」

  • 同社Webサイトで予約販売を10月27日に開始、12月2日発売

同社Webサイトでは予約販売を10月27日に開始。その他のECサイトでも11月14日から予約販売を開始する。開発発表後に先行登録フォームを設け、登録者を募っていたが、今回製品の発売日と価格、詳細仕様が正式に決まった。

Anker独自の充電技術「GaNPrime」を採用し、一般的なポータブル電源のバッテリーセルと比べて約6倍も長寿命という、PowerHouseシリーズ最大容量(2,048Wh)のリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載。

「ほぼすべての家電を動かせる」という2,000W(100V/20A)の高出力を実現し、ドライヤーなど出力の高い家電を使いながら、さらに別の機器への充電や給電が行えるという。一例として、iPhone 14であれば約130回充電でき、電気毛布(55W)は約28時間、電子レンジ(1,000W)は約1時間50分使えるとのこと。

  • ドライヤーを767 Portable Power Stationで動かすデモ

  • 767 Portable Power Station本体と連携するスマホアプリで、消費電力などをチェックできる

  • 「ほぼすべての家電を動かせる」という2,000Wの高出力を実現

GaNの最大の特徴であるエネルギー変換効率の高さを活用することで、電力のロスを最小化。長寿命化を実現しつつ、安全面にも配慮した設計となっている。発熱を抑えるGaNを採用したことで、本体や部品へのダメージを軽減でき、約50,000時間もの長寿命を実現。冷却ファンによる過度な放熱の必要もなく、静音性も高めている。バッテリーセルの寿命(充放電サイクル数)は3,000回。

  • 主な特徴

出力端子は計13系統あり、AC出力×6、USB Type-C×3、USB Standard A×2、シガーソケット×2を装備。本体は最短2時間で充電可能で、最大入力は1,200W(100V/12A)。

  • 本体側面に各種端子を装備

  • 本体内蔵バッテリーを充電する端子は反対側のフタの中に装備

本体サイズは約52.5×39.5×25cm、重さは30.5kg。ハンドルと高耐久の約12cm径キャスターを備え、超大容量ながら持ち運びやすくしている。女性でも1人で運搬でき、アウトドアや災害といった悪路でも簡単に運べるようにした。最大5年の保証も付与する。

  • スーツケースのように本体に収納できるハンドルを備える。実際に引っ張ってみると、サイズ感と実際の重さのギャップに驚く(想像以上に引っ張りにくい)

  • 高耐久のキャスターを搭載

別売オプションとして、拡張バッテリー「Anker 760 Portable Power Station Expansion Battery(2048Wh)」(12月中旬販売予定/18万9,900円)や、ソーラーパネル「Anker 531 Solar Panel(200W)」なども用意する。

  • 超大容量ポータブル電源用の別売オプションも用意

  • 拡張バッテリー「Anker 760 Portable Power Station Expansion Battery(2048Wh)」

  • ソーラーパネル「Anker 531 Solar Panel(200W)」

  • 専用の端子と、別売アクセサリー側(拡張バッテリーやソーラーパネル)側に付属する、太いケーブルでつないで使えるとのこと