カシオ計算機の耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」は、2023年に誕生から40周年を迎える。その記念モデルとなる「Flare Red」が発表された。2モデルをラインナップし、いずれも11月5日の発売予定。価格はMTG-B3000FRが165,000円、GWG-2040FRが143,000円。
今回のFlare Red(レッド)は、G-SHOCKのブランドカラーである赤を用いて、力強く輝く太陽フレアを表現したという40周年記念モデル。強力なエネルギーを発する太陽フレアに見立てた「赤」とともに、蓄光素材によるマーブル模様を積層ベゼルに描いた。文字板にも太陽フレアをイメージした模様をクリア印刷し、躍動感あるフェイスデザインに仕上げたとしている。
ちなみにこの積層ベゼルは、カラーグラスファイバーシートとカーボンシートを何層にも重ねてから、ベゼルの形状に切り出すという新しい手法で成形されたもの。グラスファイバーシートには蓄光粒子を混ぜ込んでおり、暗闇でもまさにフレアのごとく光を放つ。ベゼルは1つずつ切り出しているため、時計1本ごとに違った風合いとなる。
MTG-B3000FRのベースモデルは、2022年3月に登場した「MTG-B3000」だ。人気のMT-Gシリーズ最新作であり、新開発の薄型モジュールを搭載して薄型化と軽量化を図っている。
Bluetoothでスマートフォンと連携するモバイルリンク機能も備え、専用アプリから多くの機能を簡単に使える。具体的には、地図から都市を選ぶワールドタイム(約300都市)、時刻と場所を記録するタイム&プレイス、自動時刻修正、携帯電話探索などだ。
もうひとつのGWG-2040FRは、MASTER OF Gシリーズの「MUDMASTER(マッドマスター、GWG-2000)」をベースモデルにチョイス。
ケースとバンドをつなぐ「かん足」部分にフォージドカーボン素材を採用しており、ここにも蓄光粒子を混ぜ込んで成形することによって、蓄光素材がランダムに現れる幻想的な質感を表現したという。フォージドカーボンとは、細かく砕いたカーボンを樹脂に練り込んだもの。
両モデルとも、裏ぶたには40周年記念ロゴを刻印。このロゴは、グラフィティアーティストのエリック・ヘイズ氏がデザインした。エリック・ヘイズ氏は、これまでにもG-SHOCKの周年記念ロゴを手がけている。時計が収まるパッケージも、40周年のスペシャル仕様だ。