さいたまスーパーアリーナで、10月1日に開催されたNBAのプレシーズンマッチ「NBA JAPAN GAMES 2022」に「自動運転モップ」が登場し、会場を沸かせた。ネットでは「ディズニーみたいで可愛い!」と注目が集まっている。

注目を集めたのは、イベントのスポンサーである日産自動車が開発した「自動運転モップ」だ。スポーツが行われる会場などでは、大きなブラシやモップを人が使って拭き掃除やワックスがけを行うことが多いのだが、このモップは、人が操作せず、ひとりでに拭き掃除を行ってくれるのだ。公開された動画では、自立したモップが勝手に動いてコートを磨いている姿を確認できる。

まるでディズニーの長編アニメ「ファンタジア」に登場する、ミッキーに魔法をかけられた「ほうき」のようなモップだ。自動でモップ掃除をしてくれるのに、持ち手がついている必要はないと思うのだが、この無意味な持ち手があることが、注目を集める一因になったのだろう。

このユニークなモップ、日産自動車の「プロパイロット2.0」の技術をアピールするパフォーマンス用に開発された。プロパイロット2.0は同社が2019年に開発した技術で、2016年に開発した運転支援システム「プロパイロット」の第二世代。第二世代では、一定の条件を満たすことで、手を離した状態での自動運転システムの搭載が特徴となっている。安全で快適なクルマの走行を実現する最先端の技術なのだ。

ネット上では「すごい!」「観客に対するエンタテインメントとして提供しているサービス精神に感服!」「遊び心あってええな オモロイやん」「ディズニーみたいで可愛い!」などの声が寄せられた。