10月4日朝、北朝鮮によるミサイル発射を受けて、総務省消防庁から全国瞬時警報システム(Jアラート)が発報された。しかし、一部で正しく情報伝達が行われなかったことが判明しており、同日19時に原因が報告された。

  • 緊急速報メール

Jアラートは、弾道ミサイルの発射情報のような「対処に時間的余裕のない事態に関する情報」を瞬時に伝達するためのシステム。緊急地震速報や自治体防災情報と同じように、ETWSという仕組みでスマートフォンにも送られる。

今回のミサイル発射に伴うJアラートは、7時27分(発射情報)、7時29分(発射情報)、7時42分(通過情報)の3回にわたって発報された。発射情報の対象地域は北海道、青森県、東京都(島嶼部) 、通過情報の対象地域は北海道、青森県。

MNO各社のうち、楽天モバイルでは緊急速報メールを正常に受け取れなかったことが判明している。総務省消防庁の調査によると、Jアラートの保守管理を請け負っているNTTコミュニケーションズが楽天モバイルへの配信設定を誤っていたことが原因。本件を受けて、当日中に設定の修正・確認は完了しているという。