ハーマンインターナショナルは、オープン型と密閉型の2通りで使用できる、JBLブランドのノイズキャンセリング(NC)搭載完全ワイヤレスイヤホン「JBL TUNE FLEX(チューンフレックス)」を10月7日から順次発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は13,200円。カラーはブラック、ホワイト、パープル(10月下旬発売)の3色。

  • JBL TUNE FLEX。ケースと本体にはスケルトン素材を使用

2種類のイヤーチップを付け替えることで、耳の入口に引っ掛けて装着する「オープン型」と、イヤホン本体を耳の奥に入れ込んで使用する「密閉型」から、好みに合わせて使い分けられる完全ワイヤレスイヤホン。イヤーチップの付け替えで使い分けられるのはJBL製品では初となる。

  • ブラック。密閉型用のイヤーチップをつけたイヤホン(左)オープン型用のイヤーピースを付けたイヤホン(右)

  • ホワイト。密閉型用のイヤーチップをつけたイヤホン(左)オープン型用のイヤーピースを付けたイヤホン(右)

  • JBL TUNE FLEX(パープル)は10月下旬に、JBLオンラインストアと横浜のJBL Store、JBL公式楽天市場店/公式PayPayモール店で限定販売

オープン型として使う場合は、長時間の使用でも軽い着け心地で圧迫感がなく、周囲の音が聞き取りやすい。耳の形や大きさによってイヤホンが合わない人でも使いやすいほか、中音域から高音域にかけて音の広がりが良くなり、爽やかな音質を楽しめることも魅力だ。

  • 実機を装着したところ

密閉型はフィット感に優れ、遮音性が高く低音の迫力をダイレクトに味わえるのが特徴。NC機能と合わせることで、周囲の騒音を気にせずに集中して音楽を楽しめるとする。なお、オープン型として使う際も、NC機能は使用可能だが効果が弱まるため、密閉型イヤホンとの使用を推奨している。イヤーチップは付属の専用ケースに入れて持ち運べるため、外出先でも手軽に交換可能だ。

  • S/M/Lのサイズの密閉用イヤーチップとオープン用イヤーチップ×1が付属、3つをセットして持ち運べるケースも同梱する

本体とケースには、1990年代に流行し、最近再びトレンドとなっているというスケルトンを使用した。スケルトン部分の素材には透明度が高く、衝撃強度と耐熱性を併せ持った「ハイグレードポリカーボネート」を採用。表面の硬さを測定する「鉛筆硬度試験(旧 JIS K5400)」を実施したほか、キズ防止用のUVオイルを塗布した。

12mm径のダイナミック型ドライバーを搭載。通話用マイクは片側に2基、左右計4基内蔵する。必要なときに外音を取り込めるアンビエントアウェア機能、トークスルー機能も利用できる。

Bluetooth 5.2に準拠し、コーデックはSBC、AACをサポート。ペアリング機能として、対応機種との素早いペアリングを実現するGoogle Fast Pairもサポート。マルチポイントには対応していない。専用アプリ「JBL Headphones」で、オープン型と密閉型でそれぞれのスタイルに適したサウンドに自動補正でき、NCとイコライザーによるサウンドカスタマイズや、Googleアシスタント、Amazon Alexaといった音声アシスタントの設定などが行える。

連続再生時間はNCオンで約6時間、充電ケース込みで約24時間。NCオフでは約8時間、ケース込みで約32時間。充電時間は2時間、10分の充電で約2時間再生できる急速充電にも対応する。3サイズのイヤーピースや、充電用USB-Cケーブルなどが付属する。

  • パープルの装着イメージ

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