DJIは9月22日、スマートフォン用ジンバルスタビライザー「Osmo Mobile 6」を発売した。ハンドルのデザインを改善。クイック起動でより短時間で撮影を開始できるようになり、被写体をトラッキングする機能 「ActiveTrack」 がバージョン5.0に進化した。DJIオンラインストアでの価格は20,900円(税込)。
新設計のハンドルは滑りにくく手のひらにしっかりとフィットする。汚れにくい素材を使用、カラーにスレートグレーを採用した。ケースを取り付けたスマートフォンをそのまま装着できるように、より大きなクランプを採用。しかし、折りたたむとポケットに入れられるようなコンパクトなサイズになる。
操作面では、新たにサイドホイールを搭載し、ホイールを回転させて簡単にズームイン/ズームアウトやフォーカスを操作できる。バッテリー残量やシステムステータスが表示されるステータスパネル(新搭載)、フォロー/チルトロック/FPV/スピンショットの4種類のジンバルモードを簡単に切り替えられるMボタンとの組み合わせで、さらに直感的でスムースな撮影操作を可能にしたという。
クイック起動によって、ジンバルを展開するだけで自動的に電源が入る。iPhoneの場合、取り付けると自動的にDJI Mimoアプリが起動し、すぐにカメラビューにアクセスできる。前モデル(OM 5)と比べて、撮影までにかかる時間が3分の1にまで短縮される。
Acirive Track 5.0は、遠い距離でのトラッキングの安定性が向上している。また、前面カメラでも横を向いた被写体や素早く向きを変える被写体を追跡できるようになった。
ジンバルの可動範囲はパンが-161.64~173.79°、ロールが-120.30~211.97°、チルトが-101.64~78.55°。最大操作速度は120°/秒。無線モードはBluetooth 5.1。バッテリーは1,000mAh。動作時間は約6時間24分、充電時間は約1時間24分(10W Type-C充電器を使用)となっている。
本体サイズは、展開時が276×111.5×99mm(長さ×幅×高さ)、折りたたみ時が189×84.5×44mm。重量はジンバル本体が約309g、磁気スマートフォンクランプが約31 g。スマートフォンは、幅67〜84mm、厚み6.9〜10mm、重さ170〜290gの範囲のものを取り付けられる。