PCIスロットも使えるビジネス向けマザー

ASUSの「Pro H610M-C D4-CSM」は、Intel H610チップセットを搭載するmicroATXマザーボードだ。ビジネス向けのモデルとなっており、VGA出力やCOMポートなど、レガシーなI/Oを装備。最新のLGA1700モデルとしては珍しく、PCIスロットまで備えているのは大きなポイントだろう。価格は15,000円前後。

  • ASUSの「Pro H610M-C D4-CSM」。ビジネス向けらしいシンプルな構成だ

    ASUSの「Pro H610M-C D4-CSM」。ビジネス向けらしいシンプルな構成だ

  • 映像出力は、VGAのほか、DisplayPortやHDMIも搭載。LANはIntelのGbEだ

また、同じくH610チップセットのビジネス向けモデルとして、Mini-ITXの「Prime H610I-PLUS D4-CSM」も発売された。H610モデルながら、ヒートシンクをしっかり装備。グラフィックス出力は、DisplayPort、HDMI、VGAの3端子を備え、汎用性が高い。LANはRealtekのGbEを搭載。価格は18,000円前後だ。

  • 「Prime H610I-PLUS D4-CSM」。M.2スロットもしっかり用意されている

  • バックパネルI/Oはシンプル。映像出力は3種類を備え、使いやすいだろう

ARGBファン採用の空冷クーラーが2モデル

DeepCoolの「AG620 ARGB」は、12cmのARGBファンを搭載するサイドフロー型CPUクーラー。「AK」シリーズの下位モデルとなるものの、デュアルファン・デュアルタワーのハイエンド仕様になっており、対応TDPは最大260Wと強力だ。ファンの回転数は300~1,850rpmで、ノイズレベルは29.4dBA。価格は9,500円前後だ。

  • DeepCoolの「AG620 ARGB」。強力な冷却性能で、ARGBライティングも楽しめる

  • 大型のCPUクーラーだが、メモリスロット等との物理干渉を抑えた設計を採用

また同時に発売された「AG400 ARGB」は、シングルファン・シングルタワーのスリムモデルとなる。ファンの回転数は500~2,000rpm。ヒートパイプは4本ながら、高効率なダイレクトタッチ構造により、TDPは最大220Wに対応する。価格は4,000円前後と安く、コスパを重視する向きには良い選択肢となりそうだ。

  • こちらは「AG400 ARGB」。ARGBファンを搭載したスリムなクーラーとなる

高静圧ファンに新色のホワイトモデル

Thermaltakeの高静圧ファン「ToughFan」シリーズに、新色のホワイトモデルが登場。カラバリとしては、すでに「Racing Green」と「Turquoise」が登場していたが、さらに待望の「White」が加わった。カラー以外のスペックについては、従来から変更はない。12cmモデルと14cmモデルがあり、価格はどちらも3,000円前後。

  • Thermaltakeの「ToughFan White」。形状変化の少ないLCP素材を採用している

  • これは通常モデルの「Black」。回転数(500~2,000rpm)などスペックは同じだ

フロントにもリアにもファンを追加!

親和産業の「SS-NPCI-FAN60」は、拡張スロットのカバー部に取り付けられるという6cmファンだ。空きスロットが3つ必要となるものの、ケースのリア側に設置して、グラフィックスカードの冷却を強化することができる。ファンの回転数は3,000rpmで、風量は12.76CFM。長尾製作所による国産品だ。価格は1,700円前後。

  • 親和産業の「SS-NPCI-FAN60」。X-FAN製の「RDM6020S」ファンを搭載する

  • システムへの設置例。フルハイトの3スロットが必要で、ロープロは非対応だ

またフロントの5インチベイを使い、ファンを追加できるという製品も登場した。吸気の強化のほか、別途マウンタを用意してHDDクーラーとしても利用できる。「SS-NFR5CL03-F120」は3段を占有して12cmファンを搭載するモデルで、価格は4,000円前後。1段のみで4cmファンを3個搭載する「SS-NFR5CL01-F40」もあり、こちらは4,500円前後だ。

  • 「SS-NFR5CL03-F120」。12cmファン「RDL1225SL」(1,200rpm)を搭載する

  • 「SS-NFR5CL01-F40」。4cmファン「RDL4010S」(4,200rpm)がなんと3連装だ

12VHPWRにも対応する大容量のSFX電源

Lian Liの「SP850 Gold」は、フルモジュラー仕様の80 PLUS Gold電源だ。コンパクトなSFX電源ながら、850Wという大出力を実現しており、ハイエンド構成に対応。さらに次世代コネクタ「12VHPWR」への変換ケーブルも標準で付属する。カラーはブラックとホワイトの2色が用意され、価格は24,000円前後。

  • Lian Liの「SP850 Gold」。9cm静音ファンや日本製コンデンサなどを搭載する

  • ホワイトモデルはケーブルまで白い。12VHPWRケーブルは8ピン×2を使用する

Mini-ITXケースChopinが使いやすく進化

IN WINの「Chopin Max」は、200Wの80 PLUS Gold電源を標準搭載するコンパクトなMini-ITXケース。従来モデル「Chopin Pro」から厚さ(84mm)は維持したまま、対応CPUクーラーの高さを43mm→54mmへ改善、付属クーラーがそのまま利用できるようになった。国内ではチタングレーのみ販売。価格は20,000円前後だ。

  • IN WINの「Chopin Max」。I/Oも強化され、USB3.2(Gen2x2)タイプCポートを搭載

  • 4色のカラーパネルが付属。I/Oパネルに貼り付けて、外観をカスタマイズできる

光学スイッチを採用した高速なキーボード

SteelSeriesの「Apex 9」は、新開発の光学スイッチ「OptiPoint」を採用した高速なゲーミングキーボードだ。反応速度はわずか0.2msで、アクチュエーションポイントは、速度重視の1mmと、精度重視の1.5mmから選択できる。価格は、テンキーレスの「Apex 9 TKL」が26,500円前後、60%サイズの「Apex 9 Mini」が23,500円前後。

  • SteelSeriesの「Apex 9 TKL」。両モデルとも、日本語配列と英語配列を用意

  • より小型の「Apex 9 Mini」。ファンクションキーの最上段が省略されている