コナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)は、東京ゲームショウ2022(TGS2022)にて、ブラウザ版『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~(桃太郎電鉄 教育版)』を制作し、2023年より無償で学校教育機関へ提供することを発表した。

『桃太郎電鉄 教育版』は、学校などの授業で活用できるようにアレンジされたバージョン。WEBブラウザやタブレット等でプレイ可能で、多くの教育機関が導入できるように無償で提供する。

教育版では、通常の「日本全国」のほかに、授業のカリキュラムに合わせて、「北海道」から「九州・沖縄」まで7つの地域を選択可能。一般的な授業時間で完了できる短い期間設定や、対象地域を絞った学習ができる。

また、駅に止まると、その駅や都道府県の基本情報を表示する機能を搭載。さらに、マップ上の建物や食べ物などのアイコンに虫メガネを合わせると、実際の建物や特産品、観光地、史跡などの情報を学べるようになっている。

誰かを指定して攻撃カードを使用できない、貧乏神(ボンビー)が出てこないなど、子どもどうしのトラブルに発展する可能性のある要素は排除。過度に持ち金(資金)が変動しすぎないような調整も施されている。なお、制作にあたっては、アドバイザーとして、「Global Teacher Prize 2019 Top10」に選ばれた小学校教諭・正頭英和先生が監修を担当している。

  • 駅に止まると、駅周辺のトピックが画面右側に表示される

  • 虫メガネでランドマーク情報の検索も

  • 先生がゲームをコントロールできるツールも提供する

  • 貧乏神システムは非搭載

  • さくまあきら氏からのメッセージも紹介された

さらに、発表会では、ショウワノートとコラボした『桃鉄』白地図をお披露目。左側のページは路線図、右側のページはメモを取れるよう白紙ページになっている。販売などは未定で、活用方法はこれから検討するとのことだ。

  • 桃太郎電鉄学習帳も制作しているという

  • 路線図が描かれたデザインのノート

  • 発表会に登壇したパックンマックンのパックンも興奮気味に紹介していた

『桃太郎電鉄 教育版』は、2023年から全国の学校教育機関で導入できるよう準備を進めている段階。9月15日にはティザーサイトも公開している。