Dynabookは9月5日、法人向けノートPC新製品として、15.6型モバイルノートPC「dynabook P55」、14.0型モバイルノートPC「dynabook MJ64」、13.3型モバイルノートPC「dynabook SJ73」を発表した。同日から受注を開始。価格は仕様や構成によって異なるが、377,300円からの見込み。

  • dynabook P55、dynabook MJ64、dynabook SJ73、dynaDesk DT200。デスクトップPCのdynaDesk DT200は別記事で紹介する

機種名 標準価格
dynabook SJ73/KV/KU 377,300円から
dynabook MJ64/KV 452,100円から
dynabook P55/KV 399,300円から
dynabook P55/HV 412,500円から

いずれも第11世代または第12世代Intel Coreプロセッサを採用した法人向けノートPC。CPUを高パフォーマンスで動かすDynabookの独自技術「エンパワーテクノロジー」を搭載するほか、本体キーボードに抗菌素材を採用することも特徴となる。特に「dynabook SJ73」「dynabook MJ64」の2機種は、キーボードだけはなくPC本体(電源ボタン、ゴム突起部、カメラシャッター、dynabookロゴを除く)にも抗菌加工を施し、清潔な利用状態を保てるとする。

サイバーセキュリティに関するガイドライン「NIST SP 800-147」「NIST SP 800-155」「NIST SP 800-193」にも準拠し、セキュリティに配慮した。顔認証センサーも3モデルすべてに用意されている。

OSはWindows 11 Pro 64ビットだが、モデルによりWindows 10 Pro 64ビットも選択可能(Windows 11 Pro ダウングレード権行使)。機能面では、オンライン会議中に周囲からのノイズを抑え、自分や相手の声を聞き取りやすくする「AIノイズキャンセラー」、マイクのオン/オフをキー操作(「Fn」キー+「A」キー同時押し)で切り替える「ワンタッチマイクミュート」などを搭載する。

注目機種は「dynabook MJ64」で、14型液晶を搭載しながら、フットプリントを小型化し、狭額縁を採用することで、13.3型並みの筐体サイズを実現。一方で、JEITA 2.0計測で約14時間と、発表された3モデル中最も長いバッテリー駆動時間を備えている。

  • dynabook MJ64。重さは約1.381kg