HTC NIPPONは9月1日、Androidスマートフォン「HTC Desire 22 pro」を発表した。オープンマーケット向け(SIMフリー)の機種として、10月1日に発売する。価格は64,900円。小型VRグラス「VIVE Flow」が付属するセットも用意され、セット価格は114,900円。

  • HTC Desire 22 pro

    HTC Desire 22 pro

Qualcomm Snapdragon 695 5Gを搭載するミドルレンジスマートフォン。海外では2021年1月に発売された「HTC Desire 21 Pro 5G」の後継機となるが、日本市場では同社のスマートフォンは長らく発売されておらず、2018年7月発売の「HTC U12+」以来4年ぶりの新機種だ。

SoCこそ今夏のミドルレンジスマートフォンの多くに採用されているものだが、8GBの大容量メモリや120Hz対応のディスプレイを備え、リバースチャージも可能なワイヤレス充電(Qi)に対応するなど、ミドルハイクラスに近い内容となっている。

現在のHTCはスマートフォン事業からVR事業に軸足を移しており、本機種でもVIVE Flowやメタバースプラットフォーム「VIVERSE」との連携をアピールしている。購入特典として、VIVERSEで利用できる「マイルームPod」を数量限定で配布する。

  • 小型VRグラス「VIVE Flow」と連携。セット販売も行う

    小型VRグラス「VIVE Flow」と連携。セット販売も行う

先に発表された海外版との差分としては、日本版はFeliCa(おサイフケータイ)や5G n79に対応する。n79は日本ではNTTドコモに割り当てられているが、世界的にはあまり利用されていない5Gバンドで、ドコモのほかにはChina Mobileが利用している程度。このため、グローバルで展開される機種ではコストなどの事情で省略されるものが多い。

カラーバリエーションはチェリーブロッサム、ダークオーク、サルサ・レッドの3色。このうち、サルサ・レッドは海外版では未登場の新色だ。なお、サルサ・レッドのみ10月末の発売を予定している。Desire 22 proの主な仕様は下記のとおり。

  • OS:Android 12
  • SoC:Qualcomm Snapdragon 695 5G
  • メモリ(RAM):8GB
  • 内部ストレージ:128GB
  • 外部ストレージ:microSDXC対応
  • ディスプレイ:6.6インチ 120Hz 2,412×1,080ドット(フルHD+)
  • バッテリー容量:4,520mAh
  • アウトカメラ:約6,400万画素 F1.79+約1,300万画素 F2.4+約500万画素 F2.4
  • インカメラ:約3,200万画素 F2.0
  • 対応バンド:5G - n3/n28/n77/n78/n79、4G - 1/3/4/5/7/8/11/12/17/18/19/21/26/28/38/39/41/42、3G - 1/2/4/5/6/8/19、2G - 850/900/1800/1900MHz
  • SIM:nanoSIM×2
  • Wi-Fi:IEEE 802.11a/b/g/n/ac
  • Bluetooth:バージョン5.1
  • 外部端子:USB Type-C
  • 防水/防塵:IPX7/IP6X
  • 生体認証:指紋認証
  • その他の機能:FeliCa(おサイフケータイ)、ワイヤレス充電(Qi)対応
  • サイズ:約H166.3×W76.9×D9.4mm
  • 重量:約205.5g
  • ボディカラー:チェリーブロッサム/ダークオーク/サルサ・レッド
  • カラーはチェリーブロッサム、ダークオーク、サルサ・レッドの3色。新色のサルサ・レッドのみ遅れて10月末の発売となる

    カラーはチェリーブロッサム、ダークオーク、サルサ・レッドの3色。新色のサルサ・レッドのみ遅れて10月末の発売となる