Logitechは8月17日(米国時間)、VRヘッドセット「Meta Quest 2」用の"オフイヤー"スタイルのヘッドホン「Chorus」を発表した。オープンバックデザインで、VRヘッドセットからのサウンドをリアルに、そして快適に楽しめ、同時に周囲の音も聞き取れる。17日から米国で予約受け付けを開始しており、価格は99.99USドル。

オフイヤー・スタイルでは、装着時にスピーカーのハウジング部分が耳から少し離れて浮いたような状態になる。音が自由に出入りできるオープンバック構造、自然で広がりのある音を実現するBMR(Balanced Mode Radiator)ドライバとカスタムチューニングによって、仮想世界が耳に流れ込んでくるようなリアリスティックで豊かなサウンドステージを作り出すとのこと。「Meta Quest 2ユーザーにとって、オーディオの新スタンダードになる」としている。

自然で没入感のあるVR体験を実現するサウンドとともに、オフイヤーで周囲の音も聞き取れるので、使用中も周囲に気を配ることができ、VRヘッドセットを使いながら周りの人と会話することも可能だ。また、オープンイヤーには耳への負担が少ないというメリットもある。快適に使用し続けられ、ワークアウト系のアプリを使って汗をかいても蒸れを防げる。

Chorusは、Meta Quest 2の本体とストラップを結ぶパーツにかぶせるようにして装着する。付属のソフトストラップのほか、Metaの別売りアクセサリの「Meta Quest 2 Eliteストラップ」や「Meta Quest 2 Eliteストラップ(バッテリー付き)」とも使用できる。

周りの人との会話に集中したい時など、VRヘッドセットからのオーディオをミュートしたい時は、ヘッドホンを後ろの方に回転させると自動的にミュートになる。ミュートの解除は、耳の方に回転させて戻すだけ(Flip to mute)。コントローラなどを使わず、簡単にオーディオをコントロールできる。ChorusはMeta Quest 2のUSB-Cポートに接続して使用するが、ChorusもUSBパススルー対応のUSB-Cポートを備えるので、ChorusにUSB-Cポートが占有されることはない。