モリサワは8月2日、クラウド型の新しいフォントサービス「Morisawa Fonts」を発表した。2022年10月4日に提供を開始する。それに伴い、現行サービスの「MORISAWA PASSPORT」を2028年度にサービスを終了することもあわせて発表した。
Morisawa Fontsは、デバイスに依存しないユーザー単位のライセンスで利用できるフォントサービス。既存のライセンス製品「MORISAWA PASSPORT」の書体ライブラリーを引き継ぐ。
例えば、オフィスと自宅で異なるPCを使う場合でも、同一アカウントでログインすることで同じフォント環境を再現可能。フォントやライセンス情報はクラウド上で管理され、Morisawa FontsのWebサイト上で使いたいフォントをアクティベートすることでインストールできる。
Morisawa Fontsで提供されるフォントを使用して制作したロゴなどの商標登録も可能。また、制作物やプロジェクトに合わせて複数のフォントコレクションを設定してまとめることもできる。
1,500書体以上のフォントとすべての機能を利用できる「スタンダードプラン」と、5書体のフォントが無料で試せる「フリープラン」を展開。1ライセンスあたりの通常価格は64,240円だが、10月4日~2023年10月3日までは25%オフの48,180円となる。契約期間は1年。
なお、クラウドサービスへと移行することで、従来の「MORISAWA PASSPORT」は2022年11月以降順次、新規契約・契約更新の受付を停止し、2028年度にサービスの提供を終了する。Morisawa Fontsの変更点や動作環境、手続きなどについては、MORISAWA PASSPORT契約者向け Morisawa Fonts移行サポートサイトを参照のこと。