進化したスマートフォンは個人情報の塊、外部へ流出するなどもってのほか。しかし、自分でも気付かないうちに利用されていたとしたら...そんな心配を払拭するためのiPhoneの機能が「Appプライバシーレポート」で、『設定』→「プライバシー」画面のいちばん下にあるボタンから参照することができます。

Appプライバシーレポートは、過去7日間のうちにiPhoneアプリが参照した個人情報の統計/報告です。レポートを見れば、位置情報/カメラ/マイク/連絡先にアクセスした回数と、どのWEBサイトへ何回アクセスしたか(ネットワークアクティビティ)がわかります。サードパーティ製アプリも対象になるため、App Storeから入手したゲームですら調査できます。

レポートで確認できる項目は「データとセンサーアクセス」、「Appとネットワークアクティビティ」、「WEBサイトのネットワークアクティビティ」、「最もコンタクトされたドメイン」の4つに分類されます。アプリが勝手に怪しげなサイトへ接続しているかは、そのうち「Appとネットワークアクティビティ」が重要な情報源となります。

自分が調べたいアプリが「Appとネットワークアクティビティ」に表示されていたら、タップしてみましょう。そのアプリが直接アクセスしたドメイン(インターネット上のサーバ)が回数順に表示されるので、順にタップして開いてみます。「このドメインにコンタクトしたApp」という欄にアプリ名がずらりと並ぶかもしれませんが、広告目的で他のアプリと連携しているアプリでは珍しくありません。

とはいえ、この画面に表示された情報がすべてですから、アクセスしたドメインを1つづつ調べていくしかありません。もし、IPアドレスから割り出したサーバの所在地が予想外の場所だったり、アクセス回数が異様に多かったりしたら、そのアプリの利用は控えるべきかもしれませんね。

  • 「Appプライバシーレポート」を見れば、アプリがアクセスしたサイトがわかります