中国のスマートフォンメーカーBlack Sharkの日本法人ブラックシャーク科技ジャパンは7月16日、ハイエンドゲーミングスマートフォン「Black Shark 5」「Black Shark 5 Pro」を発表しました。7月16日20時から先行予約を開始しており、発売は8月初旬から。価格は、それぞれ69,800円と11万8,800円。期間限定の早期予約キャンペーンも実施しています。

  • Black Shark 5シリーズが登場(画像はBlack Shark 5 Pro)

Black Sharkは、長年ゲーミングスマートフォンを開発してきた古参メーカーです。その新モデルであるBlack Shark 5は、ゲームに特化したスマートフォンとして、パフォーマンスやゲーミング向け機能をさらに強化しています。

  • Black Shark 5 Pro

  • Black Shark 5

無印のBlack Shark 5は、SoCにSnapdragon 870を搭載し、LPDDR5 5,500MHzメモリー8GB、UFS 3.1ストレージ128GBを搭載。上位モデルとなるBlack Shark 5 Proは、Snapdragon 8 Gen 1、LPDDR5 6,400MHzメモリー12GB、Enhanced UFS3.1ストレージ256GBを搭載します。

  • Black Shark 5 Proには最上位のSoCを、Black Shark 5はバランスの取れたSnapdragon 870を搭載

画面は、ともにアスペクト比20:9の6.67型ディスプレイですが、Black Shark 5はE4 AMOLEDを採用し、Proは10bitの色深度をサポートしたOLEDを搭載します。いずれもリフレッシュレートは144Hz、タッチサンプリングレートは720Hz、解像度は2,400×1,080ドット、最大輝度は1,300nit、コントラスト比は5,000,000:1などとなっています。ProはHDR10+に対応している点が特徴です。

  • ディスプレイはリフレッシュレートやタッチサンプリングレートが高く、ゲーム性能を重視しています

バッテリーはともに4,650mAhで、15分で満充電できる急速充電に加え、充電速度を抑えて発熱を減らす恒温充電という2つの充電モードを用意しました。バイパス充電機能も搭載し、充電器接続時にバッテリーに充電せずにスマートフォンを利用できます。充電器は120W対応で高速充電が可能。

  • 大容量バッテリーと急速充電をサポート。120Wの充電器に対応するほか、バッテリーを充電せずに本体に給電するバイパス充電を搭載。発熱を抑えた利用が可能です

発熱対策としては、デュアルVC液体冷却システムを搭載。2つのベイパーチャンバープレートを搭載し、冷却が必要なパーツをすべてカバーしたといいます。冷却液の流量は30%アップ、放熱量は50%アップしたそうです。

  • 大型ベイパーチャンバーと液体冷却で、冷却性能を大幅に向上させたそうです

ゲーム向けの機能として「マグネット式ポップアップトリガー」を搭載。横持ちしたときの上部側面に搭載された物理ボタンで、LRボタンのように動作します。ゲーム利用に加えて、日常機能を割り当てて普段使いにも活用できます。

  • マグネット式ポップアップトリガーでゲームの操作性が向上

さらにディスプレイには、感圧式タッチパネル「マジックプレス」を搭載。強く押した際にボタンと同じように動作するという機能で、画面の左右2カ所でそれぞれ認識し、通常のタッチと強く押し込む操作で、それぞれ異なる動作を割り当てることもできます。最大7レベルのプレス感度をサポートしており、幅広いゲームに対応できるとしています。

  • ディスプレイの2つのゾーンで異なる機能を割り当てられるマジックプレス

「対話できる視覚化スマートアシスタント」である「Shark Chan」も継続して搭載。設定すれば目覚まし時計、壁紙、充電中に出現して、壁紙にいるShark Chanにタッチすると反応を返してくれます。

  • スマートアシスタントのShark Chan

ゲームに関する機能をまとめた「Shark Space」も搭載。マスタートリガー、マクロ、モーションセンシングなど、1つの操作で複数の動作を設定してゲームをより有利に進められる機能も搭載されています。最大60秒遡れるシャークタイム機能も搭載します。

  • さまざまな機能を盛り込んだShark Space

  • さまざまな機能を盛り込んだShark Space

オーディオ機能では「デュアル対称ステレオスピーカー」を搭載して高音質を実現。いずれもハイレゾ対応のハイパワーアンプと大きめのサウンドキャビティを備えたとしています。加えて、Proにはノイズキャンセリング機能を搭載した4つのマイクも備え、騒音下でも高音質録音が可能としています。

  • オーディオはいずれもハイレゾ対応。ProはさらにDXOMARKオーディオシステムランキング1位を獲得しているそうです

カメラはいずれもトリプルカメラで、Black Shark 5はメインが64MPカメラ、13MPの超広角カメラ、2MPのマクロカメラを搭載。Proは、メインが1/1.52型108MPカメラ、超広角が13MP、マクロが5MPとなっています。

  • カメラはトリプルカメラ。高画素なメインカメラを採用しています

ネットワーク機能では、いずれもSIMロックフリーのデュアルSIM対応で、5G SAもサポートします。対応バンドはLTEが1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28 / 34 / 38 / 39 / 40 / 41、5Gがn1 / n3 / n5 / n7 / n8 / n28 /n41 / n77 / n78。Proモデルのみ、5Gでn79を追加サポート。ただし、5G回線を利用する場合、シングルSIMでないと利用できないそうです。

防水防塵性能はIPX2と弱め。おサイフケータイも搭載しません。本体サイズはBlack Shark 5が163.8×76.3×10mm、218g、163.9×76.5×9.5mm、220gとなっています。

発売は8月初旬で、価格はBlack Shark 5が69,800円、Black Shark 5 Proが118,800円。7月16~19日の間に日本代理店ビーラボの公式サイト「Glimpse」で予約すると「超早割」として、Black Shark 5が64,900円、Proが107,800円で購入できます。

7月20~27日に予約した場合は「早割」として価格は定価ながら、同時発表の「Type-C Earphones 2」が付属します。早割は楽天市場やYahoo!ショッピング、一部家電量販店でも実施されるとのことです。

旧モデルとなるBlack Shark 4 Proは、従来の89,980円から79,860円へと値下げして併売されます。背面に装着する「Magnetic Cooler」は6,980円から5,980円へと値下げ。Black Shark 4 Proも、7月16~19日は73,700円、20~27日はManetic Coolerが付属して79,860円で販売されます。

  • 販売価格。完全ワイヤレスイヤホン「JoyBuds Pro」とUSB接続の「Type-C Earphones 2」も同時発表されています

  • キャンペーンでの価格

  • JoyBuds Proのおもなスペック

  • Type-C Earphones 2の主な特徴