エコバックスジャパンは6月29日、水拭き掃除も可能な高性能ロボット掃除機の公式オンラインストア限定モデル「DEEBOT T10 Family(ディーボット・ティーテン・ファミリー)」(以下、T10シリーズ)を発売した。公式サイトでの販売価格は、充電ステーションに最大60日分のごみを収集する自動ごみ収集機を搭載した「DEEBOT T10 PLUS」が139,800円、非搭載の「DEEBOT T10」が109,800円。

  • 「DEEBOT T10 PLUS」の充電ステーションは自動ごみ収集機能付き。「DEEBOT T10」は充電機能のみのステーションを同梱。ロボット掃除機本体は共通

T10シリーズは、AIを用いた障害物回避システム「AIVI 3.0」を搭載。前モデルのT9シリーズと比較して、約16倍の処理速度で障害物を認識するという。障害物の大きさや位置だけでなく、スリッパやケーブルといった障害物の種類を識別し、ペットといった動くものも認識して回避。

この障害物回避システムに独自のマッピングシステム「TrueMapping2.0」を組み合わせることで、最短ルートを効率的に計算して部屋を清掃する。

  • 掃除中、床の障害物を検知・回避するイメージ

  • 部屋の間取りをマッピング

音声アシスタント「YIKO(イコ)」を備え、スマートスピーカーなどと連携しなくても、掃除機に直接話しかけて音声操作が可能。音声操作は、掃除の開始タイミング指示や、「ソファの下を掃除して」といった掃除エリアの指定に対応する。掃除エリアの指定については、専用アプリにて部屋内の家具などをビジュアル把握する3Dマップ設定が必要。

掃除機能では、ごみ吸引と水拭き掃除のシステム「OZMO PRO 3.0」を搭載。3,000Paの強力な吸引力でホコリやごみを吸引掃除しつつ、最大600回/分モップを振動させた水拭きを同時に行える。吸引のみでは掃除できていなかった小さなチリなども清掃し、床のざらつきを解消するとしている。

  • ロボット掃除機の本体

掃除機本体には120万画素RBGカメラと高感度HDR148°広角カメラを内蔵。専用アプリから留守番中のペットの様子を確認したり、留守中の家族と会話したりする機能も用意した。加えて、掃除中の部屋に香りをつけるエアフレッシュナー機能も本体に搭載している。

ロボット掃除機の最大稼働時間は260分、充電時間は6.5時間。水タンク容量は240ml、本体サイズは直径353×高さ103.3mm。