SteelSeriesは6月21日、60%サイズ小型テンキーレスのゲーミングキーボード「Apex Pro Mini」「Apex Pro Mini Wireless」を発表した。「OmniPoint 2.0」スイッチを搭載。軽いタッチで反応する浅い距離から深いキーストロークまで、ゲームプレイに合わせて柔軟にアクチュエーションポイント(押し込んでキーが反応するまでの距離)を調整でき、2-in-1アクションキー機能も利用可能。米国での価格はUSB Type-C接続のApex Pro Miniが179.99ドル、有線(USB Type-C)/無線(2.4GHz/ Bluetooth)のApex Pro Mini Wirelessが239.99ドルとなっている。

OmniPointスイッチは、磁石が発する磁界によるホール効果を利用し、磁石とセンサーの距離を読み取ってキーがどのくらい押されたかを判断する。高精度なアクチュエーションで、高速なレスポンスのキーストロークが可能。一般的なメカニカルスイッチのような物理的な接触がないため長寿命でもある。

Apex Pro Miniは新世代のOmniPoint 2.0を初めて搭載、SteelSeriesによると一般的なメカニカルスイッチと比べてレスポンスが11倍、作動が10倍高速である。キーストローク耐久性は1億回だ。

アクチュエーションポイントを0.2〜3.8mmの間で0.1mm刻みで調整可能(前世代は0.4〜3.6mm)。その特徴を活かし、SteelSeries Engineを使って、1回のキープレスに2つのアクションをプログラムできる。例えば、「浅く押した時に前に歩き、深く押すとダッシュ」、「浅く押した時に手榴弾を装備、深く押して手榴弾を投げる」といったような設定で、2つのアクションを素早く実行できる(2-in-1アクションキー)。

フレームに航空機に用いられているのと同じ品質のアルミニウム合金を採用。スタンドを使って、3つのポジションに調整できる。Apex Pro Mini Wirelessのワイヤレス機能は、独自の「Quantum 2.0 Wireless」(2.4GHz)とBluetooth 5.0。キーキャップはダブルショットPBTで、RGBイルミネーションをサポートする。サイズは、293×103×40.3ミリ、重さはApex Pro Miniが610グラム、Wirelessが543グラム。