e-Sports専用のネットカフェ「e-sports cafe(ESC)」が、設置中のゲーミングPCからグラフィックスカードを抜き取られる被害に会った。そのESC公式Twitterが6月17日、当時の犯行の様子を記録した防犯カメラ映像を公開し、注目を集めている。

  • eスポーツカフェで高額グラボ盗難か、防犯カメラ映像を公開

    ESC公式サイト。ゲーミングPCなので、使用されているグラボは高額なモデルが多い

公式Twitterは、「残念なお知らせです。」と題して、6月15日と16日の2日連続でグラフィックスカードの盗難被害があったことを報告。「非常に悪質な犯行で、今後のESCの公益性を守るために、今回SNSにて共有させていただきます。」と防犯カメラ映像の公開理由を明かした。当該ツイートは記事執筆時点で、動画の再生回数400万回、いいね数5.5万件、リツイート数3万件にのぼっている。

映像には、営業中の店内、男性とみられる犯人が周りを気にした様子で、稼働中のゲーミングPCのケースに手を伸ばし、工具で何か作業をしている様子が映っている。そしてPCケースが開くと、ものの数秒でグラフィクスカードを抜き取り、持っていたカバンに入れ立ち去って行く。短時間のうちに犯行を済ませており、手際の良さもうかがえる。なお、ESCのゲーミングPCに使われているグラフィックスカードは、公式サイトによると、NVIDIAのGeForce RTX 3080/RTX 2080/GTX 1080で、単体価格で10万円を超えるものもある高額品だ。

ネット上では「手際が良すぎる、常習犯だろうね」「リアルタルコフは草」「えらい大胆なことするなぁ〜」などの声が寄せられた。ほか、「防犯に対する意識も足りないと考えます。」「公共の場に置くなら、本体の盗難防止のチェーン、ケース開けられないようにする鍵の両方が必要かと思います。」と、店舗の盗難対策を指摘する声もあった。