パソコンに限らずだが、相変わらず値上げ傾向が続いている。品不足からの復旧も完全とは言えないなかで、パソコンの「買い時」が難しいという状況だろう。それでも足で探せばお買い得は見つかるもの。というわけでお馴染み、東京・秋葉原の「マウスコンピューター 秋葉原ダイレクトショップ」にお邪魔して、どストレートに、何かいいパソコンありません? と訊いてきた。

  • 店舗オリジナルモデルで値上がりに抵抗してみました! と今回対応してくれたマウスコンピューターの谷萩さん。期間限定のセールチラシ(Web版はこちらのリンク)も配布中

まず注目なのは店舗オリジナルモデルのデスクトップPC「Mouse DT7」。同等スペックのパソコンが値上がりしているなか、店舗限定仕様とすることで改定前の価格水準を維持しようとする企業努力パソコンだ。主な仕様はCPUにCore i7-11700F、GPUにGeForce RTX 3060 Ti、メモリ 16GBにSSD 1TB、そしてWindows 11 Home搭載という構成で、税込186,780円の価格で販売中。

  • 価格を抑えた店舗オリジナル仕様の「Mouse DT7」。ガワはシンプルだが、中身は中級以上のゲーミングPC

  • 「Mouse DT7」では、GPUが「Ti」で無い版の店舗オリジナルモデルも。184,800円と少しだけ安い

在庫限りの売り切れ御免だが、店頭では店舗限定セールの出物も発見できる。165Hzの高速WQHD(2,560×1,440)液晶が特徴の15.6型ゲーミングノートPC「G-Tune F5-165-CML」が、CPUにCore i7-10870H、GPUにGeForce RTX 3060、メモリ 16GBにSSD 512GB、Windows 10 Home搭載という構成で、価格は20万円を大きく切る税込175,780円。

  • 「G-Tune F5-165-CML」は隙の無いスペックが特徴のゲーミングノートPC。最新でなくとも、実環境での性能で負けなければよいと考えるなら、有力な選択肢になる

  • もっと手頃な値段なら、こちらも在庫限りだが「mouse K7-CML-H」もオススメ。17.3型フルHDの大画面で、重量は2.34kg、中身はやや型落ちだがCPUにCore i7-10750H、GPUもGeForce GTX 1650を積んで、10万円台中盤の153,780円。メモリも32GBと大容量なので、オールマイティに使えるだろう

  • モビリティ重視の特価品も。やはり在庫限りのモバイルノートPC「mouse B5-R7」が83,800円。15.6型フルHDと大きめ画面だが、アルミ素材のボディを活かし重量1.62kgと軽量で、バッテリも7時間持続。AMDのRyzen 7 4800Uをベースとしたモデルだ

  • 在庫僅少のアウトレット品になるが、20万円切りで超高速液晶+Core i7+GeForce RTX 3070が狙えるモデルも。写真のゲーミングノートPC「G-Tune H5」は、15.6型フルHDで240Hzの高速液晶と、Core i7-10870H、GeForce RTX 3070という一線級のスペックで197,780円。このスペックで重量2.23kg、バッテリ11.5時間というもグッド

値上げが続く一方、一時期にくらべて在庫ありの即納モデルはだいぶ充実してきた。買い時は難しいが、予算さえ許せば、という状況だろう。ただ、これも世界的な調達の関係なのだそうだが、第12世代Intel Coreについて、デスクトップモデルに比べるとモバイルモデルの欠品は少し目立ってきた。第12世代Coreは、Windows 11との組み合わせでハイブリッドコアが有効に働くという特徴があるので、Windows 10卒業のタイミングでは是非検討しておきたいもの。今後も不透明は続くので、在庫状況は常に気にしておいた方がよいだろう。

  • 値上がりは悩ましいが、「在庫あり」表示はだいぶ増えた。一時期はどこにもなかった高性能GPUも潤沢になってきている

  • オマケの特価品。何度か取り上げている文教向けタブレットPC「mouse E10」の特価品の生存を確認。10.1型タッチパネル、Celeron N4000、Windows 10 Pro、キーボード付きカバー付属にて、14,800円で販売中