Microsoftは着々とWindows 11 バージョン22H2のリリースを準備している。企業のIT管理者や開発者が次期Windowsの検証を行うRelease Previewチャネル向けに、ビルド22621をリリースし、Windows Insider Program参加者向けにも同ビルドのISOファイルを公開した。

  • Windows Insider Programのダウンロードページ

現地時間2022年5月24日、MicrosoftはWindows 11 バージョン22H2向けのWLK(Windows Hardware Lab Kit)発表したが、WHCP(Windows Hardware Compatibility Program)の要件として、「認定の最小許容ビルドはRTMビルド(つまり22621)」と記載している。こうした動向から、バージョン22H2の開発が完了したと見てよいだろう。あとは各種バグフィックスやハードウェアパートナーの検証を待つばかりだが、リリース時期としてウワサされている2022年秋は揺るがなそうだ。

先のブログには「Windows 11 バージョン22H2搭載システムは、(現地時間)2022年9月5日までWindows 11 バージョン21H2との互換性を実現したドライバーで出荷できる可能性がある」との一文がある。バージョン21H2のRTMは2021年6月24日、一般提供は2021年10月5日(いずれも米国時間)に開始しているため、バージョン22H2も同様のスケジュールで進捗するのだろう。

  • Windows 11 バージョン22H2(ビルド22621)

これまでのWindows 11 Insider Previewを見る限り、バージョン22H2へ更新したあと、ユーザーが戸惑う場面は多くない。もちろん各所に変更は加わっているが、使いやすさに配慮した改良が主体。強いてあげればスタートメニューの改善や、ピン留めしたファイルをエクスプローラーから参照するお気に入り機能、デスクトップの背景画像としてWindowsスポットライトを利用できる点だろうか。

  • バージョン22H2では、スタートメニューのレイアウトを選択できる

Devチャネルで開発が進むビルド25136では、エクスプローラーのタブ機能や、ナビゲーションウィンドウのレイアウト変更などが加わっている。ただもちろんバージョン22H2では利用できない。バージョン23H2(仮)まで待つしかないのだが、コードネーム「Sun Valley 3」として開発は進んでいる。2022年3月にMicrosoftが公開した「Windows Insider Webcast | Windows 11 Focus & Bug Bash | March 2022」の動画でも、その一端を垣間見られた。

  • 動画の45分10秒あたりを抜粋&拡大。「SV3」の名称が確認できる(罫線は筆者が追記)

Windows 10時代の機能更新を思い返すと、Windows 11の歩みは刺激的に見えない。だが、クラウドVDIのWindows 365やMicrosoft Azureの仮想マシンでWindows 11が利用される現状を考えると、Microsoftとしては一歩一歩着実に進めなければならないだろう。いずれにしてもバージョン22H2リリースまで、おそらく約4カ月。現在、Windows 11をお使いのユーザーはアップデートに備えてほしい。