2022年5月28日、名古屋パルコ内の「コミュファ eSports Stadium NAGOYA」にて、ウエスタンデジタルによるオフラインファンイベント「WD_BLACK FAN MEETING with DetonatioN Gaming “BOMBERMAN Party”」が開催されました。

ウエスタンデジタルのHDDは、WD Black / WD Blue / WD Red / WD Purple / WD Goldのように目的別にカラーで分けられていますが、WD_BLACKはゲーム用のハイパフォーマンス製品につけられたブランドです。

会場の「コミュファ eSports Stadium NAGOYA(以下、コミュスタ)」は、プロゲーミングチーム「DetonatioN Gaming」のホームスタジアムでもあります。会場を運営する中部テレコミュニケーション、今回のイベントを主催するウエスタンデジタルはともに「DetonatioN Gaming」をスポンサードしています。アンケートなどの調査で名古屋でのオフラインイベントを望む声が多く、開催が決まりました。

  • 名古屋パルコ内にあるコミュファeSports Stadium NAGOYA。通称コミュスタです

使用するゲームタイトルはファミコン時代から続く元祖コンシューマパーティゲームの最新作『スーパーボンバーマン R オンライン』。プレイステーション 5/プレイステーション 4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/PC(Steam)向けの基本無料タイトルです。子どもから大人までカジュアルに対戦できるいいチョイスでしょう。

『スーパーボンバーマン R オンライン』の特徴は、オンライン上での対戦や最大64名のバトルロイヤルが可能なこと。今回は、事前応募の参加者20名(オンライン・オフライン10名ずつ)+「DetonatioN Gaming」のプロゲーマー2名で、3回対戦を行い、各対戦の上位3名の9名による決勝マッチを、2部構成(各部で一般参加者は別)で実施しました。

会場には『スーパーボンバーマン R オンライン』がインストールされたゲーミングパソコンを用意。マイコントローラー使用OKなうえ、マイ Nintendo Switchでの参加も認められていました。

イベントはプロゲーマーのトークセッションからスタート

「DetonatioN Gaming」から参加したプロゲーマーは、FIGHTING GAMES部門の板橋ザンギエフ選手とナウマン選手、大乱闘スマッシュブラザーズ部門のにえとの選手です。イベントは各部ともトークセッションからスタート。「DetonatioN Gaming」のメンバーは最近もコミュスタに足を運んでいたそうですが、一般来場者を交えてのイベントは久しぶりとのことです。

  • MCはアール氏。感染予防対策で出演者も常時マスク着用でした

  • DetonatioN Gamingのプロゲーマー。左から板橋ザンギエフ選手、ナウマン選手、にえとの選手

トークセッションでは、ウエスタンデジタルからプロゲーマーへの「外付けがあるといいと思ったシチュエーションは?」という質問に対し、にえとの選手が「海外遠征の際に外付けドライブに(対戦相手などの)動画を入れておいて、ノートパソコンに接続して見る」と回答。ナウマン選手は「(引越ししたので)自宅にネット回線がない時期があったんですが、外の環境で『ストリートファイターV』がインストールされていないことがあってストレスでした。ソフトを外付けドライブにインストールしておけば、接続してすぐにプレイできて便利。SSDというと内蔵換装のイメージがありますが外付けもパフォーマンスが上がります」と答えます。板橋ザンギエフ選手は「パソコンだけでなくコンシューマーゲームでも外付けは便利ですね」と回答しました。

また、WD_BLACKのデザインに関して、ナウマン選手は「CMに出させてもらって、周りから『持っているだけでバエる』と言われました。コンパクトかつシンプルでいい」と、板橋ザンギエフ選手は「外付けSSDも『ほとんどUSBメモリじゃん』と言えるぐらいコンパクトでいいですよね」と魅力を伝えます。また、にえとろ選手は「外付けSSDは、WD_BLACKしか知らないけど、コンパクトでカッコいい」と話していました。

  • ウエスタンデジタルのマーケティング担当の濱田健造氏(左)と安田信幸氏(右)を交えたトークセッション

  • 「あれこれいろんなゲームをかじりすぎて、どれ1つうまくなりません」というWDのえらい人の質問には「ある程度上達するまでやり続けろ」とアドバイス

今後の大会の予定に関して聞かれると、にえとの選手は「日本でもスマブラのゴールド級の試合があり6月に出る予定。7月は(ポイントを稼ぎやすそうな)オーストラリアの試合に出る」と話します。ナウマン選手は「直近はCapcom Pro Tour 2022のオンライン予選、ストリートファイターリーグにももちろん出ます」と答え、板橋ザンギエフ選手は「ストリートファイターリーグも当然でます。来週も月水金と平日に試合があるのでよかったらオンライン観戦してください」とアピールしました。

イベントにはボンバーマンガチ勢が参加、プロゲーマーもなすすべなし?

続いてゲーム大会です。今回のタイトルは『ボンバーマン R オンライン』ですが、板橋ザンギエフ選手は「大体イケます」と自信ありげ。さらに、ナウマン選手は「イベントで芸能人をボコボコにしました」とコメントしていましたが、にえとの選手は『ボンバーマン R オンライン』のプレイ経験がなく「ボンバーマンは綿密に調べて丸裸です」とコメントしていました。

大会では、各部共にゲスト20名に加えて「DetonatioN Gaming」のメンバー2名がプレイに参加。残った1名と司会が実況茶々入れという感じで進行します。

しかし、どうも普段から『ボンバーマン R オンライン』をやりこんでいる「ガチ勢」が今回のイベントに参加していたようで、「DetonatioN Gaming」のメンバーは全員決勝ラウンド(予選ラウンドのTOP3)に進出できませんでした。

  • ゲーム大会の商品。決勝マッチ1位の人には板橋ザンギエフ選手が持っているWD_BLACK P50 GAME DRIVE SSD 1TBを贈呈

  • 決勝マッチ2位の人にはナウマン選手が持っているSN850 NVMe SSD 500GBを贈呈

  • 決勝マッチ3位の人にはにえとの選手が持っているSN750 NVMe SSD 500GBを贈呈

  • 会場参加者には、WD_BLACK Tシャツに加え、WD_BLACK×DatonatioN Gamingロゴ入りサーモボトルも併せて贈呈。豪勢です

筆者も『ボンバーマン』(5人対戦プレイができるPCエンジン版)を遊んだことがありますが、最大64人の対戦が行われる『ボンバーマン R オンライン』は「ボクの知っているボンバーマンじゃない」というのが率直な感想でした。

第一部は、会場から決勝に進出できた人がおらず、優勝者へのインタビューは音声だけでしたが、第二部では会場から2名が決勝戦に参加。しかも1人は7歳のチビッ子で、かなり盛り上がりました(1週間前から特訓したそうです!)。

お父さんにお伺いしたところ「地元でのゲームイベントなのでぜひ参加したかった」とお話しされていました。

  • 予選マッチにはDatonatioN Gamingの選手2名も参加。結局6戦して勝ち抜けならず

  • 会場参加者。PC以外に「マイSwitch」も認められていました

  • パソコンでは、会場のパッド、マイパッド以外にキーボードでプレイもオッケー

  • 『スーパーボンバーマン R オンライン』では、プレイが進むと同じマップ上に多数のプレイヤーがひしめくこともあります

  • 参加者以外に立ち見が出るほどにぎわっていました

  • ちなみに第一部はオンライン参加者のみで決勝が行われていました

  • 第一部が終わってから、感染予防症対策として消毒中

WD_BLACK製品展示説明やゲーミングPCプレゼント企画も

会場では、恒例のゲーミングPC組み立て配信(第12弾)も行われていました。ゲーミングPCプレゼント企画はオンラインイベントで好評の企画で、ゲストが組み立てたパソコンを抽選でプレゼントしています。コミュスタには、ゲーム大会を行ったスペースのほかに、ラジオの公開生放送スタジオ的なスペースがあり、そこで組み立てが行われていました。

  • 別ブースでは恒例のプレゼント企画のためのPC組み立て実況を行っていました

  • コミファには公開生放送ブースっぽいガラス張りのスペースが用意されています

  • 組み立てだけでなく、ゲームプレイのスペースとしても使われていました

WD_BLACKのユーザーイベントなので製品展示も行われており、製品について詳しく尋ねることができました。

  • WD_BLACKのイベントなので、当然製品展示もありました

  • 右側がMVMeの内蔵製品で、左は外付け製品。Thunderbolt対応のドックもあります

  • 熱心に説明を聞いたり、質問したりする人も

  • 製品説明を聞くと抽選会に参加できます

  • コミファで常時展示されているスポンサーの展示ブース

コロナ禍ではオフラインイベントをなかなか開くことができず、今回は感染予防症対策を徹底してようやく開催にこぎつけた感がありますが、「やはりオフラインイベントはいいなぁ」というのが率直な感想です。地方でこのようなイベントが少ないこともあり、場所の制限を外すという意味では今回のようにオフライン+オンライン参加のイベントが各地で行われると、eスポーツのすそ野を広げるためにもよさそうです。そのためにはゲーム専業でなくてもコミュスタのようなオンライン配信環境の整った施設が各地にできるといいのではないでしょうか。

  • 記念撮影! 手に持っているのはマフラータオル

  • 第二部で決勝に進んだ「いちばんぼし」くんと一緒に撮影

  • 希望者にはプロゲーマーのサイン色紙ももらえました

WD_BLACK FAN MEETING with DetonatioN Gaming “BOMBERMAN Party”